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黃砂が再來、今後常態化は?

中國網日本語版  |  2021-04-16

黃砂が再來、今後常態化は?。

タグ:黃砂 北京

発信時間:2021-04-16 14:22:46 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

 15日、また強風が吹き、気溫が下がった。この風は大量の黃砂を運び、再び中國北方の各地に影響を及ぼした。北京など一部地域では黃砂と雨が同時に降った。

 

 中央気象臺の首席予報士の張濤氏は15日、「3月の2回の黃砂と同様、今回の出処はモンゴル及び中國の內蒙古西部地區だ。いずれもモンゴル暴風と寒波によるものだ」と説明した。

 

 例年と比べ、今年の黃砂は特に多いようだ。中國気象局環境気象センターの高級エンジニアの饒暁琴氏は「今年の黃砂は確かに多めで、すでに7回発生している。これは主に、モンゴルと中國の內蒙古西部などの出処の地表狀況が例年と比べ悪いためだ。これらの地域は降水量が少なく、気溫が高めで、地表が乾燥しむき出しになり、黃砂発生に十分な物的基礎を與えている。さらに今年3月以降に寒暖が頻繁に切り替わり、寒波や熱的低気圧が形成する強風が黃砂の発生に有利な動力的條件を提供した」と説明した。

 

 黃砂が常態化するかという人々の懸念について、饒氏はありえないとはっきり否定した。長期的に見ると、世界の溫暖化を背景とし冬の季節風の勢力と寒波が弱まり、黃砂を生む動力的條件も減少する。例年の統計を見ると、3-5月の春は黃砂が多発する季節で、通年の約8割を占める。4月下旬以降、北方地區の降水量が徐々に増加し、気溫が上がることで、植物の成長が促進される。黃砂発生の前提條件が徐々に改善され、黃砂の範囲が狹まり強度も下がる見通しだ。


 「中國網日本語版(チャイナネット)」2021年4月16日

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