今年51歳の南拉才譲さんは青海省果洛蔵族自治州瑪沁県で公益映畫放映員の仕事をしている。幼い頃から映畫が好きな彼は、1990年代始めに映畫放映員になった。
夏になると、水草と共に生活する牧畜民は定住地を離れて夏の放牧地に移動する。夏の放牧地は標高が高く、定住地から離れた場所にあり、牧畜民の生活は不便になる。この時期になると、南拉才譲さんは映畫放映車を運転し、外の素晴らしい世界を牧畜民に「放映」する。
30年以上で、南拉才譲さんの裝備はヤクの駄獣隊から映畫放映車へと進化した。彼は年間4萬キロ以上を移動し、これまでに牧畜民に映畫を400回以上放映した。
「中國網日本語版(チャイナネット)」2021年8月5日