雲(yún)南?貴州?広西の境にある広西チワン族自治區(qū)隆林各族自治県金鐘山郷平流屯は、200年以上の歴史を有するチワン族の村である。

　平流屯は110世帯480人以上のチワン族が暮らす、南盤江流域の青衣チワン村で、素樸な民族風(fēng)習(xí)が殘り、飲食、服飾、居住、祝日、儀禮などに鮮明な民族の特徴が表れている。中でも特徴的で保存狀態(tài)が完全なチワン族の建築「干欄」（高床式建築）は、木樓や吊腳樓とも呼ばれる。

　「干」は「上」と「稲藁」、「欄」は家を意味する。住宅は3階建の木造で、1階は家畜の小屋、2階は住宅、3階は穀物倉(cāng)庫(kù)になっている。屋根は傾斜が大きく、排水と日除けの効果がある。屋根の両側(cè)にはA字型のひさしがあり、通風(fēng)と採(cǎi)光の役割があり、穀物の乾燥狀態(tài)を維持する効果がある。

　村には古樹が立ち、高床式建築が69軒殘っている。2012年、平流屯は第1陣中國(guó)伝統(tǒng)村落に選ばれた。

　現(xiàn)在、この地域はアグリツーリズム、村落の保護(hù)、農(nóng)村振興を有機(jī)的に結(jié)びつけ、「自然が見え、郷愁が殘り、文化が守られる」田園のある村づくりに力を入れている。

　新華社記者周華撮影

　「中國(guó)網(wǎng)日本語(yǔ)版（チャイナネット）」2024年8月7日