答 第59回WHO総會が、少數の國が畫策した、臺灣のオブザーバーとしての出席を求める提案を再び否決したのは、當然のことである。臺灣當局の本來の目的は、衛生問題の名を借りて政治的目的を達成することにあり、「臺灣獨立」を主張するために國際舞臺を求めているからだ。否決したことは、國際社會全體にこの問題について明確で幅広い共通の認識があることを示している。 臺灣のWHO加盟問題に関して、中國の立場は非常にはっきりしている。即ち、WHOには主権國だけしか加盟できないというものだ。中國の1つの省としての臺灣には、加盟する資格はない。総會による提案の否決は、各加盟國が「國連憲章」とWHOの規約に基づいて行った共同の決定であり、事務局長の個人的な決定ではない。WHOの臺灣にかかわる問題に関しては、一貫して4つの原則を堅持している。 第1に、大陸と臺灣は1つの中國に屬し、臺灣同胞はわれわれの骨肉の兄弟であり、われわれは臺灣同胞の健康に関心をよせることを負うべき責任とし、臺灣民衆の健康?福祉にプラスになることは、われわれは必ず斷固として行い、しかも円滑に行うよう努める。 第2に、臺灣の衛生関連の専門家がWHOの技術面での活動に參加することを支持し、臺灣地區が國際的な保健関連情報と技術援助を適時、正確に得られるよう支援する。 第3に、衛生問題を政治化することには斷固として反対し、臺灣問題の國際化にも反対し、衛生問題を利用して、「臺灣獨立」や「1つの中國に1つの臺灣」を企むことにも反対する。 第4に、海峽両岸が1つの中國の枠組みの中で平等に話し合うことを積極的に推進し、両岸の衛生面での協力や、臺灣地區が國際的な衛生協力事業に參與するといった問題を解決する。 大陸の人びとと臺灣同胞は生來、不可分の民族感情や地縁、血縁関係を有している。政府は臺灣民衆の衛生と健康?福祉に高い関心を寄せており、一貫して海峽両岸の醫療?衛生分野での交流の推進に努めてきた。衛生部は05年にWHO事務局と、臺灣の醫療?衛生専門家がWHOの技術活動に參與することに関する「覚書」に調印した。この1年余りの間、臺灣の専門家はWHOの技術活動に何度も參加している。これは、政府がグローバルな防疫活動に責任を負い、臺灣同胞が関心を寄せる衛生?健康問題の解決に誠心誠意をもって當たり、関連する手配も積極的で効果があり、臺灣が関連する衛生技術情報を得るチャンネルが円滑になったことを示すものだ。 われわれは1つの中國という枠組みの中で、両岸が伝染病の予防?治療、醫薬?衛生、醫學教育と病院管理などの面で幅広い交流と協力を行うよう真に望んでいる。両岸の民間交流と協力が絶えず拡大するにつれ、両岸の中國人は必ず平等な話し合いを通じて、臺灣民衆が関心を寄せる國際的な衛生協力問題を円滑に解決できると信じている。 「チャイナネット」2008年2月 ? |