前書き
チベット自治區は中國南西部のチベット高原にある民族自治區域で、土地面積は122萬平方キロ。人口は270萬人で、チベット族を主とし、そのほかに漢民族、回族、メンパ族、ローバ族、ナーシー族、ヌー族、トーロン族などの民族が世々代々この地で暮らしている。チベット自治區には多彩な自然の景観とさまざまな風俗があり、大自然の雄大さは人々を心酔させるものがある。壯大なスケールの高原、人々を魅了する山や湖、數多くの古剎の遺跡、ユニークな民族文化および勇敢で勤労な各民族の人々がこの地で作り出した奇跡は、いずれもカメラマンたちをうっとりさせ、內外の観光客が憧れるところだけでなく、カメラマンの「パラダイス」とも言えよう。
2005年6月25日から7月10日にかけて、國務院新聞弁公室、中國撮影家協會、チベット自治區人民政府新聞弁公室は、「中國チベット――歴史?現実?自然」というテーマの撮影活動を共催し、アメリカ、イギリス、フランス、ドイツ、イタリア、カナダ、オランダなど19の國と香港、臺灣、澳門から51人のカメラマンと中國大陸部から40人余りのカメラマンが參加した。海外から來たカメラマンの大部分は國際撮影家連合會、イギリスのロイヤル撮影協會、アメリカのマスメディア撮影協會などの國際組織から推薦された人たちで、80%以上のカメラマンは國際クラスのカメラマン、寫真家などさまざまな稱號を有している。中國大陸部からのカメラマンも大抵は國內の寫真展で金賞を受賞した人たちである。撮影の期間(6月27日~7月7日)にカメラマンたちは、ラサ、シガズェ、ロカ、ニンチ、ナッチュなどの地に足を伸ばし、チベットの自然の景観、宗教施設、文化教育、民俗、工場や牧場などをレンズに収めた。10日間ほどの期間に、カメラマンたちは10萬點ほどの寫真をとり、今回の寫真展に展示されたのは専門家によってその中から24點精選されたものである。これらの寫真はながい歴史のある、美しく、新鮮感のある、急速に発展をとげているチベットの獨特の様相をありのままに世界に紹介している。
今年はチベット自治區成立40周年にあたり、これをもって自治區の大祝賀行事にささげることになっている。
「チャイナネット」2005/08/22