抗日戦爭期間中に舊日本軍は悪名高き「生物兵器」、すなわち病原菌を使用した。中國を侵略した日本軍の731部隊の被害者遺族の徐萬智さんら3人が21日、日本の衆?參両院議長を訪問し、日本政府の謝罪と細菌戦に関する資料の公開を要求した。徐さんはこれまでにも2度訪日し、731部隊が使用したペスト菌で家族が死亡したと訴え、また日本政府に賠償を請求する訴訟を起こしたが、賠償訴訟は2007年5月に敗訴している。
日本の関東軍731部隊は第2次世界大戦期間中に、中國を侵略した日本軍で生物兵器の細菌戦研究に従事した秘密軍事部隊で、生きた人間を利用して実験を行ったことで悪名をとどろかせている。舊日本軍による中國侵略期間中に日本の関東軍731部隊や南京1644部隊といった細菌戦部隊は、中國の20以上の省?區で大規模な細菌戦を少なくとも36回以上発動した。浙江省衢州市だけでも5萬人以上の民間人が日本軍の散布したペストやコレラ、腸チフス、炭疽などの病原菌により死亡している。
今回の訪問で日本?衆議院の橫路孝弘議長は「日本政府は戦爭の総括を行っておらず、これが問題だ。國會で真摯に討論し、日本人自らの手で戦後の賠償問題を解決する必要がある」と述べている。
「人民網日本語版」2009年10月23日