中國では、毎年6月7日~9日は、全國の大學入試統一試験の期間である。今年の入試日まで殘り一ヶ月余りとなったが、27日に行われた青海省大學入試會議によると、青海玉樹地震の被災地でも日程を変更せず、全國各地方と同じ期間中に大學入試を実施するということである。
青海省教育委員會の李魯會副書記は、「今回の地震で多くの人が犠牲になり、おびただしい財産が損失し、インフラや學校も數多く被害に見舞われた。しかし、被災地における大學生募集が無事行われるよう、関係當局が協議協力した結果、玉樹では期日通りに全國統一試験を行い、會場はテントか仮設住宅の中に設置する」ことを明らかにした。
なお、被災地の受験生への特別な措置として、2010年の高等職業教育や大學専科などの募集において、少數民族出身の受験生の応募枠が拡大されるということである。
「中國國際放送局 日本語部」より2010年4月29日