最近の暴風(fēng)雨で東湖の水位が急激に上昇、凌波門天然遊泳場(chǎng)のプール桟道が水沒してしまった。アカデミックドレス（卒業(yè)時(shí)に著用するフードとガウン）に身を包んだ卒業(yè)生たちが、湖面で思い思いのポーズをとり、寫真に収まった。湖面を歩く姿はまるで、滑るように空を駆ける中國(guó)拳法の絶技「凌波微歩（りょうはびほ）」といった趣だ。武漢晩報(bào)が伝えた。

　一枚の「水上卒業(yè)寫真」が最近、ネットで話題を呼んでいる。悠々とした水をたたえた東湖の湖面に浮かぶ1隻の木造船のそばで、アカデミックドレス姿のある男子學(xué)生が水面を軽々と飛ぶように走っている。実は足元には湖水に沒した桟道があるのだが、遠(yuǎn)くから見るとまるで「凌波微歩」のようだ。あるネットユーザは、「見事な身のこなしの俠客だ！」と驚嘆した。また、別のネットユーザは「大學(xué)4年間は無駄じゃなかったな。最後の最後に絶世の武功『水上歩き』を會(huì)得したのだから」とからかった。この寫真を見て、多くの大學(xué)卒業(yè)生が真似をした。

　東湖凌波門天然遊泳場(chǎng)では21日午後、さまざまなアカデミックドレスを著た卒業(yè)生たちが、水沒したプール桟道に立って寫真撮影をしていた。武漢大學(xué)経管院金融學(xué)科を今年卒業(yè)する白さんも、クラスメートとともに「水上卒業(yè)寫真」を撮りに來た。「東に碣石を臨み以って滄海を観ず」をもじって「『東に珞珈山を臨み以って滄海を観ず』ですね」と楽しそうに語った。

　凌波門水域の遊覧船の船主によると、プール桟道は長(zhǎng)年湖に水沒したままの狀態(tài)が続いているという。

　「人民網(wǎng)日本語版」2011年6月24日