(この報(bào)告については、今會議で最終的に審議、採択され、新華社から発表されるものが基準(zhǔn)となる。) 二〇〇三年度の中央と地方予算の執(zhí)行狀況および二〇〇四年度の中央と地方予算案についての報(bào)告 ??????????????????????????????????????? ――二〇〇四年三月六日 ????????????? 第十期全國人民代表大會第二回會議にて ??? 財(cái)政部部長 金人慶 代表のみなさん 國務(wù)院の委託を受けて、ここに二〇〇三年度の中央と地方の予算執(zhí)行狀況及び二〇〇四年度の中央と地方の予算案について大會に報(bào)告し、審議を願うとともに、全國政治協(xié)商會議の委員のみなさんからもご意見を求めたいと思う。 一、二〇〇三年度の中央と地方の予算執(zhí)行狀況 二〇〇三年は並大抵な年ではなかった。複雑で絶えず変化する國際情勢や突然流行し出した新型肺炎(SARS)及び頻繁に発生した自然災(zāi)害に対し、黨中央、國務(wù)院は冷靜に対応し、思い切った決斷を下し、各地區(qū)と各部門も中央の定めた諸般の方針?政策を真剣に貫徹し、第十期全國人民代表大會第一回會議で採択された財(cái)政?経済活動に関する諸般の要請にしたがい、心を一つにして刻苦奮闘した結(jié)果、経済?社會の発展は好調(diào)をつづけ、中央と地方の予算執(zhí)行狀況は比較的良好であった。 二〇〇三年度、全國の歳入は初めて二兆元を突破し、二兆一六九一億元に達(dá)し(債務(wù)収入は含まず、以下同じ)、前年度に比べ二七八七億元増え、一四?七%増であり、予算の一〇五?八%を達(dá)成した。全國の歳出は二兆四六〇七億元で、前年度に比べ二五五四億元増え、一一?六%伸び、予算の一〇三?八%に達(dá)した。収支を差し引くと、歳出は歳入を二九一六億元上回った。そのうち、中央の歳入は一兆二四六五億元であり(既に新しく増えた輸出による租稅還付分八二九億元を控除した)、前年度に比べ一〇九三億元増え、九?六%増、予算の一〇四?四%に達(dá)した。中央の歳出は一兆五六六三億元であり(地方への租稅還付金と補(bǔ)助支出八二四〇億元を含む)、前年度に比べ一一九五億元増え、八?三%伸び、予算の一〇三?五%に達(dá)した。中央財(cái)政の赤字は第十期全國人民代表大會第一回會議で承認(rèn)された三一九八億元の枠內(nèi)に押さえた。地方の歳入は一兆八〇八二億元で(中央からの租稅還付金と補(bǔ)助収入を含む)、前年度に比べ二二一五億元増え、一四%伸び、予算の一〇五?七%を達(dá)成した。地方の歳出は一兆七八〇〇億元で(中央への上納支出六一五億元を含む)、前年度に比べ一八八〇億元増え、一一?八%伸び、予算の一〇四?一%に達(dá)した。地方財(cái)政は収支を差し引くと、剰余金と繰越明許費(fèi)は二八二億元である。 これらの數(shù)字は、決算編成集計(jì)後にいくらか変わることもある。 二〇〇三年度中央の予算執(zhí)行と財(cái)政活動の主な特徴は次の通りである。 (一)財(cái)政収入は比較的高い伸び率を保った 二〇〇三年度國民経済の出足は好調(diào)であったが、新型肺炎や旱魃?洪水および地震などの自然災(zāi)害の影響により経済の成長は一時減速し、第2四半期に財(cái)政収入の伸び率がかなり下がった。このような情勢に対し、各クラスの財(cái)政や稅務(wù)、稅関などの部門は新型肺炎に対する予防?治療の手を緩めず、同時にゆるぐことなく経済建設(shè)に力を入れるという黨中央、國務(wù)院の定めた方針を積極的に貫徹し、適時に収入に対する監(jiān)督?規(guī)制を強(qiáng)化し、法による徴収?管理を厳しくした。國民経済の迅速な回復(fù)と発展に伴い、全國の歳入も比較的高い伸び率を保つことができた。一つは內(nèi)需と輸入が勢いよく伸びており、國內(nèi)の付加価値稅、消費(fèi)稅、営業(yè)稅および輸入関連の稅収は前年度に比べそれぞれ一〇五四億元、一三四億元、三九二億元と一一一一億元増え、一七?一%、一二?八%、一六%と四二?九%増となった。二つは、経済成長の質(zhì)が高まり、企業(yè)の効率が著しく改善され、企業(yè)の所得稅は同じ基準(zhǔn)で計(jì)算すれば前年度に比べ三九九億元増え、一五?九%増となった。三つは國民の所得が引き続き増えており、個人所得稅と車両購入稅は前年度に比べそれぞれ二〇五億元と一一九億元増え、一六?九%と三四?二%増となった。 二〇〇三年度中央の歳入は予算を五二四億元上回った(既に予算執(zhí)行中に新しく増えた輸出による租稅還付分八二九億元を控除した)。そのうち、車両購入稅の収入超過分七八億元は規(guī)定により別個に収支臺帳を設(shè)け、特定資金として用途を限定した。體制的規(guī)定に基づいて、地方への租稅還付金と一般的移転支出を七八億元増やした。殘りの三六八億元は主として災(zāi)害の対策?救済や教育、醫(yī)療衛(wèi)生、科學(xué)技術(shù)事業(yè)の発展、企業(yè)改革の支援、社會保障の強(qiáng)化および生態(tài)環(huán)境の整備などに用いた。上記の事項(xiàng)について國務(wù)院はすでに全國人民代表大會常務(wù)委員會に報(bào)告している。地方財(cái)政の収入超過分については地方に運(yùn)用させ、主として教育、科學(xué)技術(shù)、文化、醫(yī)療衛(wèi)生への追加支出や給與遅配問題の解決などに振り向けた。 (二)財(cái)政のマクロ規(guī)制と保障機(jī)能が強(qiáng)まった 國民経済の持続的でテンポの速い成長を促進(jìn)するため、引き続き積極財(cái)政を?qū)g施した。國債資金依存プロジェクトに一四〇〇億元計(jì)上し、資金の管理を厳格にするとともに、國債の投資方向とその構(gòu)造を積極的に調(diào)整し、最適化させ、運(yùn)用の重點(diǎn)を農(nóng)村及び構(gòu)造調(diào)整、中?西部、科學(xué)技術(shù)?教育及び生態(tài)環(huán)境の整備、公共衛(wèi)生システムの整備に置いた。地域間のバランスのとれた発展を促進(jìn)するため、財(cái)政による移転支出の度合を強(qiáng)めた。二〇〇三年度、中央財(cái)政に計(jì)上された地方への財(cái)力補(bǔ)強(qiáng)のための移転支出は一九一二億元で、前年度に比べ一七?九%増となった。社會保障や農(nóng)業(yè)、科學(xué)技術(shù)、教育、醫(yī)療衛(wèi)生、貧困扶助などに振り向ける特別項(xiàng)目の移転支出として二五七七億元計(jì)上し、前年度に比べ七?三%増となった。各地方は省クラス以下の財(cái)政體制を充実させることについての國務(wù)院の要請に基づき、末端財(cái)政における財(cái)政上の保障力をさらに高めた。政府機(jī)関?事業(yè)體職員の所得基準(zhǔn)を引き上げるために、給與を調(diào)整し、定年引退?退職者の養(yǎng)老年金を調(diào)整する政策が確実に実行された。 新型肺炎が流行し出してから、中央は人民大衆(zhòng)の生活と企業(yè)の生産経営に非常な関心を寄せた。一つは中央財(cái)政で二〇億元の新型肺炎防止?治療基金を設(shè)けるとともに、農(nóng)民と都市部の貧困層の新型肺炎患者に対し無料で治療を施す決定を打ち出し、これは疫病の蔓延とくに農(nóng)村への蔓延を効果的に防止するうえで重要な役割を果たした。各クラスの財(cái)政は新型肺炎の予防?治療資金として一三六億元捻出し、そのうち中央財(cái)政の捻出額は二八億元である。下半期、中央財(cái)政はまた公共衛(wèi)生システムの整備のために特別資金を一〇億元追加した。二つは、適時に一連の財(cái)政?租稅優(yōu)遇策を?qū)g施し、新型肺炎の衝撃をかなりひどく受けた観光?旅行、飲食、民間航空、鉄道、ホテル、タクシーなどの業(yè)種が一日も早く困難を克服し、生産を回復(fù)し、難関を乗り越えるよう援助を與えた。上述の措置の実施にあたって支出が増え、収入が減少したとはいえ、人民大衆(zhòng)の健康を守り、企業(yè)の正常な生産を維持し、経済と社會の発展を促すこととなった。 (三)「農(nóng)業(yè)、農(nóng)村、農(nóng)民」問題解決の助成に向け新たな一歩を踏み出した 第一に、農(nóng)村の租稅?費(fèi)用改革のテストを全面的に推し進(jìn)めた。テストの範(fàn)囲は二〇省から全國に広げ、農(nóng)民の負(fù)擔(dān)を平均して三〇%以上軽減した。二〇〇三年度中央財(cái)政は農(nóng)村の租稅?費(fèi)用改革を支援するため三〇五億元を計(jì)上し、省クラスの財(cái)政及び條件の整った市?県の財(cái)政もそれ相応の資金を計(jì)上しこの改革を支持した。第二に、特産農(nóng)産物稅を撤廃するテストのテンポも速めた。北京、福建、広東、江蘇、 浙江、安徽、四川、河南、上海、天津などの十?dāng)?shù)の省(直轄市)が基本的に特産農(nóng)産物稅を撤廃した。第三に、安徽、吉林、湖南、湖北、河南、遼寧、內(nèi)モンゴル、河北、江西などの九省で食糧作付農(nóng)家に補(bǔ)助金を直接與えるテストを行った。これにより、食糧企業(yè)の改革を推進(jìn)し、農(nóng)民の食糧作付の意欲を引き出し、テスト地域の広範(fàn)な農(nóng)民は心からこれを支持した。第四に、被災(zāi)や減産地域に対する農(nóng)業(yè)稅の減免及び洪水調(diào)節(jié)のための貯水?放水地區(qū)への補(bǔ)償政策の実施にとりかかり、いち早く資金を捻出し、災(zāi)害対策?救済への支持に力を入れた。二〇〇三年、中央財(cái)政は各地の災(zāi)害の対策?救済と災(zāi)害後の復(fù)舊支援資金として一〇八億元振り向け、政府の救済を適時に受けた被災(zāi)者數(shù)はのべ一億六七〇〇萬余りに上る。第五に、農(nóng)業(yè)の構(gòu)造調(diào)整を積極的に促し、農(nóng)民の収入増加をサポートした。二〇〇三年、中央財(cái)政は農(nóng)業(yè)科學(xué)技術(shù)進(jìn)歩の推進(jìn)、農(nóng)産物品質(zhì)標(biāo)準(zhǔn)化體系の整備、農(nóng)業(yè)の総合開発、貧困扶助事業(yè)の開発などに四四〇億元を投入し、前年度より一三?九%増であった。第六に、中央財(cái)政は教育、醫(yī)療衛(wèi)生、文化諸事業(yè)への支出を六七億元増やし、この資金は主として農(nóng)村に用いられたため、農(nóng)村の社會諸事業(yè)の発展を促した。 (四)就業(yè)と社會保障の仕事への助成が強(qiáng)化された 第一に、就業(yè)と社會保障の仕事への助成に大きな力を注いだ。再就職についての財(cái)政租稅優(yōu)遇政策の実施範(fàn)囲を広げ、優(yōu)遇期限を延長し、一時帰休者?失業(yè)者の再就職に対し一七項(xiàng)目の行政事業(yè)的性格の費(fèi)用徴収を免除した。中央財(cái)政は四七億元の再就職特別移転支出資金を設(shè)け、就職と再就職目標(biāo)の超過達(dá)成を促した。第二に、引き続き「二つの確保(國有企業(yè)一時帰休者の生活費(fèi)と定年引退?退職者年金を期日通りに全額支給することを確保する)」と「最低生活保障」の作業(yè)を保障する度合いを強(qiáng)化した。中央財(cái)政は「二つの確保」の補(bǔ)助資金に合わせて六〇八億元計(jì)上し、前年度より一三?一%増であり、「最低生活保障」の補(bǔ)助資金に九二億元計(jì)上し、前年度より一〇〇%増であった。國有企業(yè)の一時帰休者の基本生活費(fèi)と定年引退?退職者の基本養(yǎng)老年金が期日通りに全額給付されることを基本的に保障し、二二三五萬人の都市部低所得層の人々が政府の最低生活保障手當(dāng)を受けた。第三に、特別に困難な大衆(zhòng)の生産や生活問題の解決を支援する力を強(qiáng)めた。一部地方の企業(yè)に再就職した退役?転業(yè)軍人幹部などの生活難の問題を解決するために、二〇〇三年度から中央財(cái)政は毎年特別項(xiàng)目資金を一五億元計(jì)上することにした。優(yōu)遇?慰撫対象者の恩給基準(zhǔn)を再度引き上げた。第四に、長年來懸案とされてきた農(nóng)地開墾企業(yè)職員の養(yǎng)老保険の屬地化問題を解決した。そのために中央財(cái)政は中?西部地區(qū)と中央直屬農(nóng)地開墾區(qū)への補(bǔ)助金を七億三〇〇〇萬元増やした(二〇〇四年度も支出を七億三〇〇〇萬元追加する)。 (五)社會事業(yè)への投入は目に見えて増えた 中央財(cái)政の教育、醫(yī)療衛(wèi)生、科學(xué)技術(shù)、文化、スポーツなど諸事業(yè)への投入は八五五億元、前年度より九四億元増え、一二?四%増であり、一部の社會事業(yè)発展にみられる際立った矛盾を重點(diǎn)的に解決した。特別項(xiàng)目の投資として二〇億元を捻出し、引き続き農(nóng)村の小?中學(xué)校の老朽化した校舎改築工事の助成にあて、さらに三年ほどの時間をかけて農(nóng)村における小?中學(xué)校の老朽化校舎の問題を基本的に解決するよう努める。都市部職員?労働者のための基本醫(yī)療保険制度、醫(yī)療衛(wèi)生體制や醫(yī)薬品生産流通體制の改革、省?地區(qū)?県三段階の疾病予防対策ネットワークの整備、突発公共衛(wèi)生事件における醫(yī)療救護(hù)システムの整備及び中?西部地區(qū)で新しいタイプの農(nóng)村合作醫(yī)療改革のテストを積極的にサポートした。科學(xué)技術(shù)の重點(diǎn)分野と重點(diǎn)項(xiàng)目への投入を増やし、それぞれ國家自然科學(xué)基金として二〇億元、國家重點(diǎn)基礎(chǔ)研究規(guī)畫特別項(xiàng)目の経費(fèi)を八億元、國家「八六三計(jì)畫」(ハイテク研究?発展計(jì)畫)特別項(xiàng)目の経費(fèi)を四五億元、中國科學(xué)院の知識イノベーションプロジェクト?テストに関する特別項(xiàng)目の経費(fèi)を三三億元計(jì)上した。こうしたことにより一群の重要な科學(xué)研究成果が生み出され、科學(xué)技術(shù)事業(yè)の発展を促進(jìn)した。書籍を農(nóng)村に屆けるプロジェクトや全國の文化情報(bào)資源の共有化プロジェクト及び國の舞臺蕓術(shù)の優(yōu)秀作品プロジェクトなどの文化プロジェクトがスタートし、古參スポーツ選手、古參コーチの醫(yī)療保険など特別資金を設(shè)立することによって、文化、スポーツ事業(yè)の発展を促した。 (六)輸出による租稅還付メカニズムの改革案がスムーズに実施されている 二〇〇三年、財(cái)政部門は商務(wù)、稅務(wù)などの関連部門と共同で輸出による租稅還付金の未払い問題を根本から合理的に解決する効果的な措置案を積極的に検討し、提起した。黨中央、國務(wù)院は輸出の租稅還付メカニズムの改革を行う決定を思い切って打ち出し、「未払い現(xiàn)象を新たに生じさせず、累積した未払い金を清算し、そのメカニズムを完備させ、地方と中央が還付金を共同負(fù)擔(dān)し、改革を推し進(jìn)め、発展を促進(jìn)する」という改革の原則を定め、下記の五項(xiàng)目の政策をはっきりさせた。一つは輸出による租稅還付率について構(gòu)造的調(diào)整を行ない、今の還付率を維持するものと、引き下げるものとを區(qū)分けし、平均して三%前後下方修正すること。二つは二〇〇三年に算定した還付額をベースに二〇〇四年から租稅還付額がこのベースを超過した分について、中央と地方が七五対二五の割合で共同で負(fù)擔(dān)すること。三つは中央の輸入付加価値稅、消費(fèi)稅の増加分はまず租稅還付金に充てること。四つは二〇〇三年末までに累積した、企業(yè)に未払いの還付金は中央財(cái)政から全額支払うこととする。五つは対外貿(mào)易體制の改革を加速させること、などである。同時に二〇〇三年度中央財(cái)政の輸入付加価値稅、消費(fèi)稅収入超過分八二九億元はすでに租稅還付金に追加した。 (七)予算管理制度の改革は引き続き深化された 第一に、「収支二本立て」管理の改革を引き続き深化させ、これまで対外経済貿(mào)易部、人事部など三〇の部門と機(jī)関が徴収していた一一八項(xiàng)目の行政事業(yè)的性格の料金を予算管理の枠に組み入れた。第二に、部門別予算の改革を絶えず深化させ、全國人民代表大會に報(bào)告する部門別予算の範(fàn)囲をいっそう拡大し、その中味も一段と規(guī)範(fàn)化させ、中央所屬の一一八の二級事業(yè)體を基本支出と定員?定額改革のテスト?ケースに追加指定した。第三に、國庫集中受払制度をめざす改革をさらに強(qiáng)化し、國庫による集中支払い制度の改革テストを行う中央所屬部門は前年度の四二ヶ所から八二ヶ所に広げた。第四に、政府買付枠はいっそう拡大し、二〇〇三年度全國での政府買付規(guī)模は一五〇〇億元を超え、前年度より五〇〇億元増えた。第五に、財(cái)政資金に対する監(jiān)督?検査をさらに厳しくし、この一年間に、規(guī)定?紀(jì)律違反を摘発処理した金額は六一二億元に及んでいる。予算管理制度改革の深化と財(cái)政監(jiān)督活動の強(qiáng)化に伴い、財(cái)政資金の安全性、規(guī)範(fàn)性と効果性が向上した。 代表のみなさん 全般的に見れば、二〇〇三年度の予算執(zhí)行過程でぶつかった困難は予想より大きかったが、執(zhí)行の結(jié)果は予想より好ましいものであった。にもかかわらず、われわれは予算執(zhí)行において見過してはならない問題がなお一部存在することも冷靜に見て取っている。一つは、財(cái)政収支への圧力が依然としてかなり強(qiáng)く、収支の矛盾が際立っており、さらに財(cái)力が不十分であるためにやるべき事業(yè)がやれないケースがなお多く存在していること。二つは、経済発展の過程においていろいろな方面に潛在するリスクがどんどん財(cái)政の方へ押し寄せてきており、財(cái)政のリスク防止と解消の任務(wù)が非常に重いこと。三つは、支出の構(gòu)造をひきつづき調(diào)整すべきであり、財(cái)政から社會事業(yè)の発展へのバック?アップをさらに強(qiáng)めていく必要があり、一部の地域、とりわけ一部の農(nóng)村では就學(xué)難、醫(yī)療難、飲用水不足、交通難などの問題がなお存在している。四つは、一部の地區(qū)では末端機(jī)構(gòu)の財(cái)政が依然としてかなり困難であり、また一部の地方では給與遅配などの現(xiàn)象がまだ見られるということ。五つは、偽帳簿の作成、脫稅、稅金のごまかし、派手好みや資金の無駄遣いなどの問題は相変わらずかなり深刻であり、財(cái)政?経済秩序をよりいっそう規(guī)範(fàn)化する必要があり、財(cái)政資金の運(yùn)用効果も一段と向上させなければならないこと。これらの問題について、われわれは真剣に対処し、緊迫感、使命感を強(qiáng)め、人民のために財(cái)政を管理する責(zé)任感をしっかり持って、公共財(cái)政體制の整備を速め、社會主義市場経済體制のさらなる健全化を大いに推進(jìn)し、それを積極的に一歩一歩解決していかなければならない。 二、二〇〇四年度中央と地方予算案 二〇〇四年度予算の編成と財(cái)政活動に関する全般的構(gòu)想は次のようなものである。鄧小平理論と「三つの代表」の重要思想を指針とし、中國共産黨の第十六回全國代表大會、十六期三中総と中央経済活動會議の精神を全面的に踏み込んで貫徹するとともに、全局を見渡すバランスの取れた持続可能な科學(xué)的発展観をしっかり樹立し、改革、発展、安定の関係を正しく処理し、「五つの協(xié)調(diào)」(都市と農(nóng)村の発展、地域間の発展、経済と社會の発展、人間と自然の調(diào)和のとれた発展、國內(nèi)の発展と対外開放を協(xié)調(diào)させること)の実現(xiàn)をよりよく促進(jìn)する。引き続き積極財(cái)政を?qū)g施し、マクロ規(guī)制をよりよく強(qiáng)化する。財(cái)政?稅制の改革を深化させ、公共財(cái)政體制を健全化し、體制の革新をよりよく推し進(jìn)める。増収と節(jié)約に努め、経済?社會発展における際立った矛盾の解決に力を入れ、人民大衆(zhòng)の物的?文化的生活水準(zhǔn)と健康水準(zhǔn)の不斷の向上をよりよく促進(jìn)する。 二〇〇四年度予算の主要指標(biāo)を下記のように提示する。中央の歳入は一兆三八一九億元で、二〇〇三年度より九〇七億元増やし、七%増とする。(二〇〇三年度の執(zhí)行額の數(shù)値はすでに比較可能な基準(zhǔn)で調(diào)整済み)中央の歳出は一兆七〇一七億元で、九〇七億元増やし、五?六%増とする。収支を差し引くと、赤字額は三一九八億元で、二〇〇三年度のそれと同じであるが、予算赤字のGDPに占めるウェートは二〇〇三年度の二?九%から二?五%まで引き下げ、〇?四ポイント下げたことになる。二〇〇四年度の中央財(cái)政は國債依存プロジェクトの資金を一一〇〇億元計(jì)上するが、前年度より三〇〇億元減らし、その內(nèi)、九五〇億元を中央予算に組み入れ、殘りの一五〇億元は地方政府を代行して発行し、同時に中央予算における経常的建設(shè)投資を五〇億元増やす予定である。二〇〇四年度中央財(cái)政が期限切れで償還すべき國內(nèi)外債務(wù)元金は三六七四億元で、本年度の補(bǔ)填すべき赤字額三一九八億元と地方政府に代行して中央が発行する一五〇億元を加えると、國債発行の総規(guī)模は七〇二二億元となる。中央と地方の財(cái)政収支計(jì)畫を集計(jì)して見ると、二〇〇四年度全國の歳入は二兆三五七〇億元で、一八七九億元増え、八?七%増となる。全國の歳出は二兆六七六八億元で、二一六一億元増え、八?八%増となる。 二〇〇四年度中央財(cái)政の赤字規(guī)模を前年度並みにしたのは、主として次の要素を念頭に置いたからである。現(xiàn)在國際経済の発展には不確定要因がいくらか存在しており、我が國経済の持続的成長の基盤はまだ強(qiáng)固なものではなく、建設(shè)中の國債依存プロジェクトに対し後続資金を投入する必要があり、社會発展の一部の分野には借りがかなり多く、積極財(cái)政の安定性と一貫性を保ち、その充実と完備をはかることは、當(dāng)面の経済発展の好ましい勢いを保ち、定著、発展させる上で有利であり、各方面が発展を加速させることに対し自信を固め、安定と改革、発展という大局に対して有利に働く。一方、投資の主體が多元化し、社會的投資の規(guī)模が絶えず拡大している狀況において、國債依存プロジェクトの資金規(guī)模を適度に縮小し、國債の運(yùn)用構(gòu)造をさらに調(diào)整し、最適化するならば、社會的投資をよりよく誘導(dǎo)し、その役割をよりよく発揮させ、稅制改革などの體制革新の支援に財(cái)政資金をまわすことが可能になるのである。國債投資の重點(diǎn)は、農(nóng)村のインフラ、公共醫(yī)療衛(wèi)生、基礎(chǔ)教育、末端政権および公安?検察?裁判?司法のインフラ整備に向けられ、また西部大開発の支援、東北地區(qū)などの舊工業(yè)基地の調(diào)整と改造に向けられ、生態(tài)系の整備と環(huán)境保全に向けられ、さらには淮河の治水工事などの重要な水利工事の加速に向けられ、國債依存プロジェクトの後続資金への保証、特に青海=チベット鉄道、「南水北調(diào)」(南方の水を北方へ導(dǎo)入)、「西電東送」(西部から東部への送電)などの重要なプロジェクトへの資金保証に向けられる。 二〇〇四年度全國歳入の伸びを所期の経済成長率よりやや高く計(jì)上したのは、主として次のことを念頭に置いたからである。國民経済はかなり速い成長を続けるものと予期され、租稅の徴収と管理のレベルもいちだんと向上するので、財(cái)政収入を増やせる強(qiáng)固な基盤を築き上げることになる。一方、経済?社會の全面的でバランスの取れた持続可能な発展を促進(jìn)し、體制改革を支援し、社會の安定を維持するため、二〇〇四年度には一連の財(cái)政?稅制に関する優(yōu)遇策、例えばひきつづき関稅率の全般的引下げ、輸出による租稅還付指標(biāo)の増加、就業(yè)と再就業(yè)への助成、西部大開発、東北地區(qū)などの舊工業(yè)基地の振興、ハイテク産業(yè)発展の奨勵及び農(nóng)民負(fù)擔(dān)軽減のための稅収面からの支援などの政策を引き続き実施し、または新たに制定する。これらの政策はいずれも財(cái)政収入をそれなりに減少させるであろう。同時に、財(cái)政収入額のベースが絶えず上昇して來ており、しかもそれが多年にわたって連続して経済成長率を上回り、さらに輸入は二〇〇三年度のような高い成長率を維持することは難しく、財(cái)政収入の大幅の伸びを期待することはできなくなるであろう。このため、二〇〇四年度の収入予算は積極的かつ穏健なものであり、実情に即したものである。 二〇〇四年度中央財(cái)政支出の重點(diǎn)を次のように計(jì)上した。 (一)農(nóng)業(yè)、農(nóng)村と農(nóng)民への投入を増やす 農(nóng)民の所得の持続的増加を促す長期的で効果のあるシステムと財(cái)政の農(nóng)業(yè)支援資金が安定的に伸びつづけるシステムを確立し、「農(nóng)業(yè)、農(nóng)村、農(nóng)民」問題の解決の助成に大きな力を入れることは財(cái)政活動の重要な任務(wù)である。二〇〇四年度中央財(cái)政は引き続き「農(nóng)業(yè)、農(nóng)村、農(nóng)民」に対する資金投下をかなり大幅に増やす予定であり、支出総額を三〇〇億元以上増やし、前年度より二〇%以上増とする。一つは、農(nóng)村における租稅?費(fèi)用の改革を深化させ、農(nóng)業(yè)稅の稅制を充実させること。二〇〇四年、煙草稅以外のあらゆる農(nóng)業(yè)特産物稅を全面的に廃止し、農(nóng)業(yè)稅の稅率も全般的に一ポイント以上引き下げるとともに、それを食糧の主要生産地と食糧作付農(nóng)家へ傾斜させ、それによって農(nóng)民負(fù)擔(dān)は一一八億元軽減される。五年以內(nèi)に農(nóng)業(yè)稅を廃止する。地方財(cái)政の実際の困難を考慮して、農(nóng)業(yè)特産物稅の廃止、農(nóng)業(yè)稅の稅率を引き下げることによって収入が減少した地方、とくに食糧主要生産地と中?西部地區(qū)の財(cái)政に対して、中央財(cái)政は移転支出によって適切に補(bǔ)助する。二〇〇四年度、中央財(cái)政は農(nóng)村における租稅?費(fèi)用改革への特別移転支出資金を九一億元増の三九六億元計(jì)上する予定である。同時に郷?村における債務(wù)の解消、郷?鎮(zhèn)機(jī)構(gòu)改革の推進(jìn)、農(nóng)村における義務(wù)教育體制の充実化などに対する助成を一段と強(qiáng)化していく。二つは、食糧流通體制の市場化改革を積極的に推し進(jìn)め、流通段階を通じて間接的に農(nóng)民に補(bǔ)助を與えるシステムを食糧主要生産地の食糧作付農(nóng)家に対する直接補(bǔ)助に改め、二〇〇四年度には食糧リスク基金から一〇〇億元の資金を割いて、十三の食糧主要生産省の食糧作付農(nóng)家への直接補(bǔ)助に振り當(dāng)てる。三つは、農(nóng)業(yè)インフラの整備、林業(yè)生態(tài)系の整備、農(nóng)業(yè)の科學(xué)技術(shù)の進(jìn)歩、農(nóng)民の農(nóng)蕓研修、農(nóng)産物の品質(zhì)標(biāo)準(zhǔn)化體系の整備、食糧の総合的生産能力の向上、農(nóng)業(yè)災(zāi)害の救助及び貧困扶助などへの財(cái)政投入を増やす。 (二)就業(yè)と社會保障への投入を増やす 就業(yè)と社會保障は人民大衆(zhòng)の身近な利益に関わるものであり、社會の安定化に関わるものであり、発展という大局に関わるものでもある。二〇〇四年度中央財(cái)政は就業(yè)と社會保障への助成にさらに力を入れる。一つは、就業(yè)と再就業(yè)を積極的にサポートすること。就業(yè)と再就業(yè)に関する中央の諸般の財(cái)政?租稅優(yōu)遇政策を真剣に実行すると同時に、再就業(yè)補(bǔ)助金を三六億元増やす予定であり、前年度より七六?六%増となる。二つは、「二つの確保」と「最低生活保障」への助成を強(qiáng)化するため、二〇〇四年度中央財(cái)政は七七九億元を計(jì)上する予定である。それと同時に社會保障システムをいちだんと完備させ、さまざまなルートから社會保障資金を調(diào)達(dá)し、引き続き再就業(yè)政策と「三つの保障ライン」などの社會保障制度とを接合させる作業(yè)をしっかりと行い、遼寧省の都市部社會保障システムの整備をはかるテスト作業(yè)を総括し、テストの內(nèi)容とやり方を整備した上でテストの範(fàn)囲を吉林省と黒龍江省にまでひろげる。三つは、経済構(gòu)造の調(diào)整を推し進(jìn)め、法律に基づいて一部の企業(yè)に対し閉鎖及び破産を?qū)g施し、企業(yè)がこれまで運(yùn)営してきた社會事業(yè)の機(jī)能を分離させる作業(yè)を一段と強(qiáng)化し、閉鎖や破産を宣言した企業(yè)への補(bǔ)助金を一七〇億元追加する。さらに極貧困層に対しても積極的に扶助と救済を行う。 (三)教育、醫(yī)療衛(wèi)生、科學(xué)技術(shù)、文化、スポーツなどの事業(yè)への投入を増やす 義務(wù)教育、とりわけ農(nóng)村での義務(wù)教育を強(qiáng)化し、西部地區(qū)の「二つの基本」(九年制義務(wù)教育の基本的な普及と青?壯年非識字者の基本的な一掃)という教育の難関の突破に拍車をかけ、農(nóng)村の義務(wù)教育の「管理主體」は県であるという管理體制を完備化させ、貧困県への義務(wù)教育のための移転支出を増やし、農(nóng)村の小?中學(xué)校の老朽化校舎改築の第二期プロジェクト及び現(xiàn)代的遠(yuǎn)隔教育プロジェクトを引き続き実施し、教科書の無料配布範(fàn)囲を広げる。疾病の予防?対策システムおよび突発公共衛(wèi)生事件における醫(yī)療救護(hù)システムの構(gòu)築を加速し、公共衛(wèi)生のサービスレベルと突発公共衛(wèi)生事件への即応能力を高め、農(nóng)村部の醫(yī)療衛(wèi)生の條件を改善し、農(nóng)村における新しいタイプの合作醫(yī)療制度改革のテスト作業(yè)を立派に行うようサポートする。國の科學(xué)技術(shù)イノベーション?システムの構(gòu)築および中長期科學(xué)技術(shù)発展計(jì)畫の作成をサポートし、科學(xué)技術(shù)體制の改革とシステム?イノベーションを推し進(jìn)め、重要な科學(xué)技術(shù)プロジェクトの実施とその成果の実用化を促進(jìn)する。先進(jìn)的な文化事業(yè)と文化産業(yè)の発展に大いに力を入れる。二〇〇四年度中央財(cái)政は教育、醫(yī)療衛(wèi)生、科學(xué)技術(shù)、文化、スポーツに振り向ける支出を九五五億元計(jì)上し、前年度より一〇〇億元増とし、これを主に農(nóng)村に傾斜させる。 (四)地方への移転支出を増やす 二〇〇四年度中央財(cái)政は地方、とりわけ中?西部地區(qū)に対する移転支出をさらに増やし、租稅還付と體制的補(bǔ)助四二七七億元のほかに、地方への移転支出を五一三三億元計(jì)上し、比較可能な基準(zhǔn)で計(jì)算すれば前年度より六四四億元増やすことになる。そのうち、地方の財(cái)政力をつけるための移転支出は二二三八億元とし、前年度より三二六億元増やすことになる。これと同時に、末端機(jī)関の財(cái)政難について、専門家を組織して、立ち入って調(diào)査、研究を行い、その原因を真剣に調(diào)べ、分析したうえで、それぞれの問題に対する措置や提案を提出し、末端機(jī)関における財(cái)政難の問題を類別ごとに段取りを追って解決していくようにする。 (五)稅制およびその他の面の體制改革の推進(jìn)をサポートする 一つは輸出の租稅還付メカニズムの改革がスムーズに展開されるよう保証すること。二〇〇四年度中央財(cái)政は輸出による租稅還付の指標(biāo)を二一〇八億元と設(shè)定し、輸入品の付加価値稅、消費(fèi)稅の増収分はまず増加する輸出還付金に振り向けるものとする。地方財(cái)政も輸出による租稅還付指標(biāo)を十分計(jì)上しなければならない。各クラスの財(cái)政?稅務(wù)部門は新しい狀況や新しい問題の発生について細(xì)心の注意を払い、適時に関連措置を十分検討し、輸出による租稅還付の管理を強(qiáng)化し、新たな未払い現(xiàn)象が発生しないよう確保する。これまで累積した未払いの還付金については、とりあえず中央財(cái)政が利子補(bǔ)給を行い、後に抜本的な解決策を検討する。二つは生産型付加価値稅を消費(fèi)型付加価値稅に切り換える作業(yè)を積極的かつ著実に推し進(jìn)めること。東北地區(qū)の一部業(yè)種における付加価値稅の切り換えテストを真剣に展開し、その経験を適時総括し、積極的にその方案の充実化を図り、改革を全面的に展開していく條件を作り出す。三つは國內(nèi)企業(yè)と外資系企業(yè)の所得稅の一本化およびそれ以外の稅制改革についての政策と方針の研究を速める。四つは金融體制の改革をサポートし、金融リスクを防ぎ、それを解消し、重點(diǎn)的に中國銀行、建設(shè)銀行の株式制改造をバックアップし、農(nóng)村信用協(xié)同組合へのインフレプルーフ定期預(yù)金による赤字の補(bǔ)填資金を増やすこと。五つは投資體制の改革及び電力、電信?電話、民間航空および鉄道、郵政、都市公共事業(yè)などの改革を積極的にサポートする。 (六)各クラスの政権の正常な運(yùn)営を保証する 政権の整備を強(qiáng)化し、政府機(jī)関?事業(yè)體職員の給與が期日通りに全額支給されるのを保障し、政府機(jī)関?事業(yè)體職員給與のベースアップによる給與総額の増加などを考慮して、支出を一一八億元追加する。各クラスの政府に移管された軍隊(duì)の定年離退職幹部の生活待遇、優(yōu)遇政策の調(diào)整などに関する支出を三〇億元増やす。地方の公安?検察?裁判?司法部門に対する特別補(bǔ)助を一五億八〇〇〇萬元増やす。ハイテク條件下におけるわが軍の防衛(wèi)作戦能力を高め、軍人の給與及び定年離退職軍人の年金調(diào)整によって増えた金額を計(jì)上して、國防支出を二一八億三〇〇〇萬元増やし、一一?六%増とする。 このほかに、改革、発展、安定という大局にかかわる他の支出需要を積極的に満たし、主動的に保障すべきである。 三、著実に仕事を進(jìn)めて、二〇〇四年度予算案の円滑な達(dá)成を確保する 二〇〇四年度の財(cái)政活動を立派に行い、予算案の円滑な達(dá)成を確保することは、改革の深化、開放の拡大、発展の促進(jìn)にとって重要な意義をもっている。そのため、われわれは主に次のような諸活動に力を入れることとする。 (一)法に依拠して収入の徴収?管理を強(qiáng)め、財(cái)政収入の安定的な伸びを確保する 一つは租稅法の統(tǒng)一性、権威性と厳粛性を斷固擁護(hù)すること。租稅優(yōu)遇政策または形を変えた優(yōu)遇政策を勝手に制定する行為を斷固として阻止し、租稅減免の期限を満了した企業(yè)に対し早急に徴稅を再開しなければならない。二つは法によって、租稅の徴収?管理を強(qiáng)化すること。密輸、脫稅や稅金のごまかしなど租稅関係のさまざまな違法犯罪行為に厳しい打撃を與え、法に依拠して租稅を徴収し、徴収すべきものをすべて徴収するとともに、稅額をオーバーする超過徴収や納稅期日を早める繰り上げ徴収なども絶対許してはならない。三つは租稅外の収入への管理を規(guī)範(fàn)化させること。とりわけ土地使用料などの租稅外の収入は予算あるいは財(cái)政特別口座の管理下に組み入れ、引き続きさまざまな名目の不當(dāng)な費(fèi)用の徴収を整頓しなければならない。 (二)財(cái)政の支出管理を厳格にし、各項(xiàng)目の支出を節(jié)約するよう努力する 勤倹を旨として國を建設(shè)し、刻苦奮闘する作風(fēng)を大いに発揚(yáng)し、ひきつづき一般的支出のゼロ成長をはかる政策を?qū)g施する。予算の厳粛性と権威性を意識的に擁護(hù)し、確実に各級人民代表大會に承認(rèn)された予算に則ってことを運(yùn)ぶ。黨?政府機(jī)関のオフィス?ビル及び研修センターなどの建設(shè)を厳重に規(guī)制し、政府の発注したプロジェクトの未払い工事費(fèi)及び農(nóng)民就労者の賃金遅配問題の抜本的な解決に力を入れる。様々な名目のあまり実質(zhì)的意義のないイベント、祝典及びフォーラムなどについては、一律に財(cái)政から資金を支給してはならない。金財(cái)プロジェクトの建設(shè)を速め、現(xiàn)代化した管理手段を十分運(yùn)用し、管理と監(jiān)督?検査の度合いを大きくし、損失、浪費(fèi)を減少させ、財(cái)政?経済秩序の規(guī)範(fàn)化をはかる。政府機(jī)関におけるサービス部門の社會化をめざす改革を積極的に推し進(jìn)め、公務(wù)活動関連の接待制度を充実させ、事業(yè)體向けの経費(fèi)交付範(fàn)囲を科學(xué)的に定める。 (三)予算管理制度の改革を深化させ、法による執(zhí)政を推進(jìn)する 改革の範(fàn)囲をさらに拡大し、改革の方法を絶えず改善し、改革をひきつづき深化させる。科學(xué)的な政府収支分類體系の検討を急ぎ、行政事業(yè)の費(fèi)用徴収項(xiàng)目をよりいっそう規(guī)範(fàn)化させる。予算運(yùn)用の効果と効率に対する科學(xué)的な評価體系の構(gòu)築を検討し、定員?定額の査定方法を規(guī)範(fàn)化させ、プロジェクト支出管理の方法と手段を改善し、財(cái)政の支出効果を確実に引き上げる。『行政許可法』を真剣に実施し、行政による審査?許認(rèn)可事項(xiàng)をさらに整理し、規(guī)範(fàn)化させ、その手続きを減らし、財(cái)政?稅収関係の法律と法規(guī)を完備させる。社會各界の監(jiān)督を自覚的に受け、財(cái)政管理の規(guī)範(fàn)性と透明度を絶えず高める。 (四)活動の作風(fēng)を改善し、発展という大局に奉仕する 各クラスの財(cái)政部門は真実を追求し実際を重んじ、活動の作風(fēng)を確実に改善すべきである。一つは大局意識を確立すること。問題を考え、事を運(yùn)び、収支を計(jì)上する際に終始大局から出発し、思想と行動を意識的に中央のそれぞれの政策決定及び配置に統(tǒng)一させる。二つは能動的に行動する意識を確立すること。執(zhí)政と祖國振興にとって最も重要である発展をしっかり把握し、積極的かつ能動的に公共財(cái)政の機(jī)能を発揮させ、大衆(zhòng)の考えに則って物事を考え、発展の急務(wù)に従ってことを急ぎ、特別なことは特別に処理し、至急の用件を至急解決する。三つは真実を求める意識を確立すること。真実を語り、真実に則って事を運(yùn)び、収支の確実性を重んじ、実際の効果を求め、見せ掛けだけの役に立たないものや形式主義を追わない。四つはサービス意識を確立すること。積極的に意思の疎通をはかり、能動的に協(xié)調(diào)し合い、誠心誠意大衆(zhòng)に奉仕し、末端に、さらに各部門に奉仕する。 代表のみなさん 二〇〇四年度の予算の達(dá)成をめぐって財(cái)政活動の任務(wù)はかなり重く、並大抵のものではない。われわれは、胡錦濤同志を総書記とする黨中央の指導(dǎo)のもとに、鄧小平理論の偉大な旗じるしを掲げ、「三つの代表」の重要な思想を突っ込んで貫徹し、中國共産黨第十六回全國代表大會、十六期三中総の精神及び第十期全國人民代表大會第二回會議で採択された経済?財(cái)政活動に関する各項(xiàng)目の要求にもとづき、自ら進(jìn)んで財(cái)政活動に対する人民代表大會の監(jiān)督と指導(dǎo)を受け、真剣に人民政治協(xié)商會議の意見と提案に耳を傾け、精神を奮い立たせ、法による財(cái)政管理をおこない、真実を追求し実際を重んじ、全面的に小康社會を築き上げるという偉大な目標(biāo)に向かって努力、奮闘しよう。 |