CNNの記者による臺灣問題についての質問に答えた溫家寶総理は次のように語った。
現在は確かに敏感な時期にあり、われわれが関心をもっているのは、臺灣海峽の平和と安定を維持し、両岸の共同の発展を促すことである。これは両岸関係の主題と主旋律となるはずである。
われわれは臺灣當局の「國連加盟住民投票」に反対しているのは、もしこの主張が現実となれば、臺灣と大陸部が一つの中國に屬するという現狀を変え、両岸の関係に衝撃を與え、両岸の人々の根本的な利益を脅かし、臺灣海峽の情勢の緊張化をもたらし、臺灣海峽地域ひいてはアジア?太平洋地域の平和を破壊することになろう。
中國の主権と領土の保全にかかわるすべての問題は、臺灣同胞を含むすべての中國の人々によって決定されるべきである。臺灣を祖國から分裂させる行為は絶対に目的を達することはできず、必ず失敗するに決まっている。
われわれは「一つの中國」を前提として、一刻も早く両岸の平和會談を復活させることを願っている。両岸の敵対狀態を終わらせるというような重要な問題を含むすべての問題を、話し合うことができる。
「チャイナネット」 2008年3月18日