人民日報:自らの道を揺るがず歩む
両會(全國人民代表大會と全國政協會議)では例年「中國式民主」が注目を浴び、熱い議論を呼ぶ。この中には肯定の聲もあれば、異なる意見もある。「西側の政治モデルを踏襲して、中國に移植すべき」との論調も後を絶たない。中國共産黨の機関紙、人民日報が伝えた。
中國は一體どのような民主政治発展の道を選択すべきなのか?これについてはすでに歴史も、人民も、実踐も解答を出している。
中國の國情に合った民主政治制度の支えがあったからこそ、わずか數十年で、中國の経済?社會発展に天地を覆すような変化が起き、経済的に貧しく文化的に立ち後れていた中國は世界第2の経済大國に躍進し、國際社會に影響力を持つ大國となったのだ。外國の讃嘆する「中國のスピード」と「中國の奇跡」は、まさに中國の特色ある社會主義政治発展の道の強大な影響力と生命力の鮮やかな証明なのだ。
その國の民主制度が進歩的か否かを最も直接的に判斷する基準は、それが無數の人民の根本的利益を代表し、実現しているか否か、無數の人民の支持を得ているか否かにある。われわれは黨による指導、主人としての人民の參加、法による國家統治の有機的統一を堅持し、法に基づき民主的選挙、民主的政策決定、民主的管理、民主的監督を実行している。人民の知る権利、參與権、意見表明権、監督権は十分に保障され、科學的執政、民主的執政、法に基づく執政はすでに行動化されている。秩序ある政治參與への公民の情熱は高まり続け、無數の人民大衆の間で「中國式民主」の人気が益々高まっている。
他國に倣って方法を変えるべきか否かについて、中國はすでに解答を出した。一部の途上國はかつて西側の民主を盲目的に崇拝し、懸命に自國に「移植」しようとした。その結果、人民に幸福がもたらされなかったばかりか、その國の習慣になじまず、人民は苦難をこうむり、國民経済は崩壊し、社會は後退したのだ。こうした狀況は今も続いている。
自らの道を歩む--。これは世界の転変を経験し盡くし、苦難を幾度も経験した末の中國の総括であり、中華民族が未來志向で、たゆまず発展していくうえでの方向の指針でもある。社會主義民主政治の建設と発展をわれわれは堅く信じて疑わず、確固不動として進めていく。社會発展と人民の要求に基づき社會主義民主政治をたゆまず完全なものにしさえすれば、われわれは新たな中國の奇跡を創出し続け、新たな民族の自信を獲得し続けることができるのだ
「人民網日本語版」2012年3月9日