7月5日の暴力事件から1カ月が過ぎた新疆維吾爾(ウイグル)自治區の烏魯木斉(ウルムチ)では、打撃を受けた観光業が徐々に回復の兆しをみせ、世界各國から旅行客が再び新疆に足を運び始めている。
北京錦江國際旅行社は5日午後、英國とニュージーランドのツアー客6人を出迎えた。6人はマイクロバスとジープを運転して、新疆?霍爾果斯(コルガス)の入國管理局から入國し1カ月にわたり中國を旅して回る。ウルムチでの事件後、ヨーロッパ人観光客が新疆をマイカーで旅するのは初めて。
コルガス入國管理局の職員によると、このグループは入國後、「塞外の江南」と稱される新疆?伊寧市をはじめ、新疆で最も標高が高く、最も大きいとされる高山の冷水湖「賽里木(サリム)湖」、「クコの里」精河、「オアシスの新興都市」石河子に向かう。さらに歴史と文化の都市?吐魯番(トルファン)、「新疆の東大門」といわれる哈密(ハミ)を回った後、中國の甘粛、寧夏、青海、陝西、四川、雲南など各地を巡り、9月4日に雲南のモーハン出入國管理局から出國する予定。
この日、他にもドイツやオーストリア、ポーランドなどのツアー客からなる2組の団體ツアーがコルガス入國管理局から入國し、徒歩で新疆の伊犁(イリ)やウルムチ、カシュガルなどの観光地を旅して回るという。
?人民網日本語版?2009年8月7日 |