2007年8月1日から、中國人民解放軍全軍が統一の新しい軍服に衣替えすることになっている。新しい07式軍服には、儀典服、平常の制服、訓練用服、勲章をつける際の服など4つのシリーズのものが含まれ、全部で644種類ある。
7月3日、全軍軍服調整改革會議が北京で行われ、會議では、全軍軍服調整改革とともに、新式の服の配布式も行われた。今回は我軍の歴史上最大規模の制服新調であり、全面的?系統的にして最も順調に進んだ改革であった。
新しい軍服の六つの特色
新しい軍服には六つの特色がある。一、シリーズ品としてより整ったものとなったこと。二、カラーが全般的に見栄えのよいものとなったこと。三、デザインが時代の流れに合致したものとなったこと。四、素材の質が目に見えて向上した。五、勲章をつける際の服がより豊富となったこと。六、サイズの設定がより科學的なものとなったこと。
世界の軍服の流れに合わせて、07式軍服の儀典用服、平服のカラーが明るさがあり、純度が低いクールな色を主にした。陸軍の制服はパイン?グリーンを取り入れ、97式制服の茶褐色を帯びたグリーンより穏やかであり、海軍、空軍の制服のカラーとバランスが取れている。海軍の制服は黒ずんだブルーから濃い目の黒ずんだブルーとなり、ピュアなホワイトからホワイトとなり、ホワイトの上著と黒ずんだ藍色のズボンから全身でホワイトのものとなり、世界の海軍の軍服の慣例と一致させた。空軍の軍服は、現在のブルーをさらに濃くしたものとなった。これで陸?海?空軍の制服がカラーが似通ったものとなり、バランスの取れた組み合わせとなった。
女性兵の新しい軍服、勇ましさの中にも美しさが
2007年度の軍服シリーズははじめて、女性兵士の帽子をつばの広いものからつばを巻き上げたものに変えた。
87年式や97年式と比べると、07式の軍服シリーズは更に完璧なものとなっている。女性士官はスカートと合わせて履くのに合う、淺い革靴を履いている。かかとは今までのものより高く、細い。男女の體型の違いから、女性士官の帽章は男性のものより少し小さい。今まで男女一律の“H”型のデザインを徹底的に変えて、男性は肩幅の広い“T”型に、女性は腰周りが細い“X”型になった。女性士官は初めて弧線を描いた帽子をかぶり、ずっと男女共通だったつばの広い帽子と別れを告げた。
軍需裝備研究所の王忠強氏はこう述べた。「これまで我々の軍服は男性的であることを強調してきた。軍人は頼もしくなければならない。しかし、女性の場合は勇ましさの中にも美しさがあったほうがいい。この點が新軍服のポイントになっている。」
中國の武裝警察部隊が8月1日から新たしい制服に
なお、中國の武裝警察部隊は8月1日から濃いオリーブ?グリーン色を主なトーンとする07式制服に衣替えすることになった。武裝警察07式制服は儀典用?普段著?訓練用服及びシンボルとしての制服など四シリーズ合計105の種類からなる。
「チャイナネット」