全國人民代表大會(全人代)代表を務(wù)める中國衛(wèi)星気象センター高級エンジニアの許健民氏は、「三峽ダムプロジェクトの建設(shè)は、大気の品質(zhì)アップに有益に作用すると同時に、水貯蔵という機(jī)能により、深刻化している國內(nèi)の水資源不足を緩和することが可能だ」と語った。中國南方で今年発生した気象災(zāi)害は、ラニーニャ現(xiàn)象が大気の正常な還流を亂したことが主な原因となり、中國南方の気象災(zāi)害がもたらされたもので、三峽ダムとは一切関係がないという。「中國新聞網(wǎng)」が伝えた。
許氏は、「三峽ダムプロジェクトの建設(shè)によって、三峽ダム地域の水位は上昇するが、湖水の面積はごく小さい上、大気圏の変化に影響を及ぼすほど空間規(guī)模ではない。中國の発電総量の約10%を占める三峽ダムの発電量は、北京オリンピックの電気需要を確保するもので、二酸化炭素を排出しないクリーンエネルギーでもある」と語る。中國北方の水資源不足は極めて深刻な狀態(tài)で、このような多量の水が三峽ダム地域に貯蓄されていることは、今後の北方水不足の緩和にとって、非常に重要な意義を持つ。
「人民網(wǎng)日本語版」2008年3月7日