昨年末から、メコン川流域は大干ばつに見舞われている。タイのメディアは、「中國が上流に造ったダムがメコン川異常渇水の原因だ」と伝えた。これに対して、タイ駐在中國大使館はバンコクで11日、記者會見を行い、この報道を否定した。
中國大使館報道擔當の陳徳海參事官は席上、「現在メコン川支流の低水位はタイ北部やラオスの干ばつによるもので、中國西南地區の雲南省も60年ぶりの大干ばつに見舞われている。一方、上流の瀾滄江ダムは持続可能な発展戦略を実施し、下流各國の利益を十分配慮している」と述べた。
陳參事官はさらに「中國はメコン川流域の各國と一衣帯水の友好隣國であり、瀾滄江―メコン川の水資源を合理的に開発、利用することは下流各國にも利益がある」と述べた。
?中國國際放送局 日本語部?より2010年3月12日