15日付けのイギリス紙『ファイナンシャル?タイムズ』では、「世界はもう日本を愛さず、日本も世界に戀しない」という文章を掲載した。主な內容は次の通り。
暗く冷淡に世界を扱っている日本。びくびくしながらなすすべもなく見つめている勢いのある中國は、間もなく世界第2位の経済大國になった日本に取って代わるだろう。羨ましいまなざしで見ているのが韓國だ。工業は急速に自分たちに追いつき、社會もグローバル化がもたらした変化に適応している。
日本には重要な対立傾向が存在する。かつて軍隊が一時的にアジアでのさばった以外は、ある意味で日本はほとんど世界に溶け込んでいない。しかし日本企業は自分たちの將來は海外にあると結論を出した。野村ホールディングスがリーマン?ブラザーズのアジアやヨーロッパの部門を買収し、グローバル的な投資銀行になろうとしているのがそれだ。
今、海外での日本文化の影響は、かつてないほど大きいといえるだろう。しかし多くの日本人は、平然と厳かな衰退と気高い孤立を受け入れている。ここ數年、日本でよく読まれた『國家の品格』には、子供への英語教育を中止し、世界の貿易體制から撤退するべきだという內容まであった。