中國は他の國々とは異なる。このためその臺頭も他の國々とは異なるインパクトをもたらした。世界の主要國の現(xiàn)代化の歴史を振り返ると、18-19世紀(jì)に臺頭した第1波の英國やフランスの人口は數(shù)千萬人、20世紀(jì)に臺頭した第2波の米國や日本の人口は億人単位だった。だが今日臺頭している中國の人口は10數(shù)億人に上る。これは第1波と第2波の総和を上回る。これは単なる人口の増加ではなく、異なる性質(zhì)を持った國家の臺頭であり、5千年の文明と近代國家の重なり合う「文明型國家」の臺頭であり、新たな発展モデルの臺頭なのだ。(文:張維為ジュネーブ外交國際関係大學(xué)院教授、春秋総合研究院客員研究員。人民日報海外版コラム「望海樓」より)
中國という「文明型國家」には8つの特徴があると私は考える。これは4つの「超」と4つの「特」にまとめられる。すなわち「超大型の人口規(guī)模」「超広大な領(lǐng)土」「超悠久の歴史伝統(tǒng)」「超重厚な文化的蓄積」という4つの「超」、そしてここから派生する「獨特の言語」「獨特の政治」「獨特の社會」「獨特の経済」の4つの「特」だ。こうした特徴は本質(zhì)的に言って、長い歴史的統(tǒng)合によって形成された「百國の和」という大きな構(gòu)造の反映だ。これら全てが中國政治の獨特性を定めている。
人口、領(lǐng)土、歴史、文化という4大「超級要素」が中國政治の獨特性を決定する。このような「文明型國家」を治めるには自らの方法を柱とするしかないためだ。中國史上のどの政権も民生の問題をうまく処理し、膨大な人口と広大な領(lǐng)土のもたらす特殊な試練にうまく対処しなければならなかった。さもなくば「天命」を失うからだ。非常に長い歴史の中で、中國人は獨特の政治文化観も形成した。