資料寫真:橫須賀基地で『日米安保條約』訂正50周年記念式典を行う日本海上自衛隊と米海軍
資料寫真:日本の港の常連となった米海軍の空母
日本は西南諸島の防衛強化の一環として、防衛省の小川勝也副大臣は2日午前、鹿児島県西之表市を訪問し、同市の無人島「馬毛島 (まげしま)」を米空母艦載機の発著訓練(FCLP)の移転候補地としていることを地元に正式に伝えた。
日本の朝日新聞、読売新聞の報道によると、小川副大臣は同市役所で、地元首長らと會談。馬毛島を艦載機部隊がFCLPを行う施設の候補地とする可能性があることを伝えた。長野力市長は移転反対の意向を表明した。
共同通信社によると、小川副大臣は東京都?硫黃島で暫定実施している米軍空母艦載機のFCLPの馬毛島移転計畫を長野力市長らに説明、「(馬毛島は)有力な検討対象」と明言した。
これに対し、長野市長は「説明を聞いたが、斷固反対。反対の立場は変わらない」と述べた。鹿児島県の伊藤祐一郎知事も「地域の意向で対応する」」と反対の意向を示した。
小川氏は馬毛島に新たな自衛隊基地を建設し、防衛や災害時の対応の拠點とするほか、FCLPを恒常的に実施する方針を表明。馬毛島から約12キロ離れた種子島については「新幹線の車內並みの70デシベルの騒音區域はかからない」とし、米軍再編交付金などの地元対策も示した。
しかし地元は拒否の姿勢を表明。長野市長は先の日米安全保障協議委員會(2プラス2)の共同文書で馬毛島が移転検討対象として明記されたことに「地元の意見を無視した內容だ」と反発している。
小川氏は馬毛島に 南北方向に滑走路を造成し、離島侵攻に対応した訓練場も設置。大災害や離島侵攻が起きた場合、全國の陸海空自衛隊が集結?展開する拠點とする。防衛省の試算では地元自治體への交付金は10年間で約250億円となる。
日本のメディアによると、移転が決まれば、馬毛島はエアクッション型揚陸艇や輸送ヘリでの上陸のほか、空挺部隊の降下などの訓練を日常的に行う陸海空自衛隊の拠點となり、支援物資などを備蓄することになる。自衛隊員が常駐し、宿舎を種子島に整備。米兵の宿舎は馬毛島內に整備するという。
?中國網日本語版(チャイナネット)? 2011年7月4日