本來、兵器が老朽化すれば更新するのが主権國家の軍事発展の常識だ。日本の航空自衛(wèi)隊(duì)のF-4戦闘機(jī)はすでに前世紀(jì)のベトナム戦爭時(shí)代の舊式戦闘機(jī)で、更新も理にかなっている。日本のF-X(次期主力戦闘機(jī))の調(diào)達(dá)機(jī)數(shù)は40~60機(jī)、総額40億ドルに上る見通し。情報(bào)筋によると、戦闘機(jī)購入契約としては日本史上最高額で、今年の世界の軍事契約でみてもトップクラスだ。日本は過去にない100年に一度といわれる大地震に見舞われ、被災(zāi)地や被災(zāi)者の多くが震災(zāi)復(fù)興を求めている今、日本政府が軍備拡張にこれだけの資金を費(fèi)やすとなれば注目が集まるのも當(dāng)然だ。中でも次の3點(diǎn)に注目してみたい。
◇注目(1):F-X選定の目的
野田首相は就任ほどなく、10月16日の自衛(wèi)隊(duì)観閲式で中國と朝鮮を同一視し、中國の急速な軍事力増強(qiáng)と朝鮮の軍事挑発によって日本の安全保障環(huán)境が厳しさを増していると述べ、自衛(wèi)隊(duì)は中國と朝鮮の脅威に対応するため、不測の事態(tài)に備えるよう呼びかけた。産経新聞はその後、野田首相のこの発言はF-X選定作業(yè)に影響を及ぼすと指摘。日本?帝京大學(xué)の志方俊之教授は、「中國の殲20とロシアのスホーイT-50というステルス機(jī)の原型機(jī)の初飛行によって日本は憂慮を深めた。中國とロシアの戦闘機(jī)が突然來訪しても、日本の戦闘機(jī)操縦士は対処のしようがなく、緊急発進(jìn)(スクランブル)して監(jiān)視するしかない。そのため今回のF-X選定では中國とロシアの要素を考える必要がある」と話す。つまり、日本のF-X選定の前提は、中國、ロシア、朝鮮を?qū)恧蝸⑾霐硣趣撙皮い毪趣いΔ长趣馈?/p>
◇注目(2):F-X選定で凌ぎを削る歐米
日本が検討中の3機(jī)種の戦闘機(jī)のうち、米ロッキード?マーチン社製の最新鋭戦闘機(jī)F35が最有力候補(bǔ)となっている。同戦闘機(jī)は最新のステルス技術(shù)を採用した、いわゆる第5世代機(jī)で、先端と後部がレーダーに探知されないようになっている。ただ、他の2機(jī)種、米ボーイング社製のFA18スーパーホーネット、英國など歐州4カ國が共同開発したユーロファイターも真剣に検討されている。同2機(jī)種は製造価格が安く、実戦経験もある。ユーロファイターの価格はF35とF18の間で、日本の防空需要に適し、金額に見合う価値がある候補(bǔ)である。ただ、安全保障の主要同盟國である米國は日本に米製戦闘機(jī)を選定させようと圧力をかけている。そのため、F35が最有力候補(bǔ)で、次がF18だと専門家はみている。つまり日本は今回のF-X選定で歐米関係のバランスを取らなければならず、得るものがあれば、失うものもある。
◇注目(3):日本はこれをきっかけに國內(nèi)の軍需産業(yè)を盛り立てられるか。
日本が前回新型戦闘機(jī)を調(diào)達(dá)したのは20年前。當(dāng)時(shí)日本は毎年黒字財(cái)政で、國內(nèi)での生産コストが高くついても、戦闘機(jī)製造にかかる費(fèi)用を軽々負(fù)擔(dān)できた。現(xiàn)在、日本の債務(wù)は國內(nèi)総生産(GDP)の200%にふくらんでおり、引き続き日本で戦闘機(jī)を製造するコストを米國側(cè)も受け入れられないだろう。そうなると、日本の軍需企業(yè)が専門職の保留や、本國の軍事?航空電子技術(shù)の発展に力を注いでも、思い通りにいくかはまだ不確定な部分が多い。(蔣豊)
「中國網(wǎng)日本語版(チャイナネット)」2011年12月9日