ここ1カ月の間に、全國28省（自治區(qū)?直轄市）で両會（人民代表大會と政治協(xié)商會議）が開催された。うち、河南省?山西省では今も両會が開催中であり、海南省?吉林省?広東省ではまもなく開催される予定だ。新京報が伝えた。　

反腐敗運動によって役職に欠員が生じていることと、一部の高官が60歳の定年を迎えたことから、地方の両會では大規(guī)模な人事調(diào)整が行われた。　

記者の統(tǒng)計によると、2月1日までに、各地で少なくとも省部級高官48人の役職が変更された。うち、雲(yún)南省、天津市、四川省、新疆ウイグル自治區(qū)の4地域ではトップの人事調(diào)整が行われた。現(xiàn)在、河南省、山西省、広東省を除いて、反腐敗によって生じた両會の主要指導者の欠員は全て埋められた。　

國家行政學院の竹立家教授は「近年、地方の政治協(xié)商會議委員が転屬する現(xiàn)象が頻繁に見られる。政治協(xié)商會議は、國家統(tǒng)治の現(xiàn)代化を?qū)g現(xiàn)する上で重要な役割を擔っている。政治協(xié)商會議委員の黨?政府機関への転屬の傾向が強まるだろう」と分析した。

▽人民代表大會と政治協(xié)商會議で大規(guī)模な人事調(diào)整　

人事調(diào)整の対象となったのは48人の省部級高官で、うち46人が新たな役職に就任、2人が辭職した。うち、政治協(xié)商會議委員の調(diào)整が最も多く、22人が新たな役職に就任した。人民代表大會委員は20人が新たな役職に就任、政府関係者は4人が新たな役職に就任、2人が辭職した。辭職したのは福建省の陳冬副省長と、吉林省の陳偉根副省長で、2人の現(xiàn)在の動向は不明だ。　年齢別に見ると、48人のうち1960年代生まれは、新任の陝西省政治協(xié)商會議副主席の孫其信氏、江蘇省の徐南平副省長、貴州省の孫立副省長、辭職した福建省の陳冬副省長の4人。女性は4人いた。