韓國の聯合ニュースは12日、世界反ファシズム戦爭勝利70周年記念日が近づき、中國の國家主席が歴史認識問題で國際協力に乗り出していると伝えた。習近平國家主席はBRICS首脳會議で、世界反ファシズム戦爭の成果を守る問題について觸れた。上海協力機構は文書の中に、世界反ファシズム戦爭勝利70周年を共に記念する內容を盛り込み、かつ全加盟國の首脳が9月3日に北京市で開かれる閲兵式に出席することになった。中國が國際社會で歴史認識問題の重視を呼びかける原因は、日本の歴史問題に逆行した措置、第二次大戦後に形成された國際レジームを覆そうと試みる行為である。
韓國『中央日報』は以前、樸槿恵大統領が中國が今年最も重視する國際活動である、9月3日に北京市で開かれる記念活動に出席するか否かは、韓國にとって「大きな試練」であると報じていた。中國はこれまでさまざまなルートを使い、樸大統領を招待していた。慎重な観點を持つ人は、中國の抗戦記念閲兵式に出席すれば、「軍事力を誇示する中國の飾り」になる可能性があると危懼している。しかし肯定的な観點を持つ人は、韓國光復軍はかつて中國大陸を転々として抗日戦爭に參加していたのだから、懸念する必要はないとしている。中國は、これほど盛大な記念活動を実施するのは、歴史を銘記し未來を見據えることが趣旨だと表明している。
韓國『文化日報』は、中國が鳴り物入りで日本軍國主義への戦勝を記念する以上、韓國も8月15日に朝鮮半島獨立70周年を盛大に記念し、かつ日本の侵略を受けたアジアの隣國を招待するべきだと主張した。西側諸國が出席するか否かに関わらず、韓國は日本の侵略を受けたという點で、中國と同じ思いを持っていることを知るべきだというのだ。
「中國網日本語版(チャイナネット)」2015年7月13日