韓國の樸槿恵大統領は2日、ソウルで日本の安倍晉三首相と會談した。雙方は慰安婦問題の早期解決を目指し交渉を加速することで合意した。これは樸大統領、安倍首相の就任後で初となる正式な二國間會談だ。一部メディアは、安倍首相が今回の訪韓で外交の雪解けを実現したと報じた。しかしソウルでは數十の民間団體が抗議集會を開き、安倍首相が日本が第二次大戦中に犯した數多くの罪について謝罪しなかったことに抗議した。
樸大統領は會談の開始早々、「今日の首脳會談が歴史の傷を癒やすことを願う。慰安婦問題は韓日関係の深化にとって最大の障害物であり、雙方は韓國人が受け入れられる解決案を一日も早く模索するべきだ」と述べた。
安倍首相は、今年は日韓國交正常化50週年であり、韓國と「未來志向」の協力関係を築きたいと応じた。
安倍首相は慰安婦問題について、「將來の世代に障害を殘すことは絶対にできないと考えている」と述べた。しかし安倍首相は約1時間40分に渡る會談の中で、日本が戦時中にアジア諸國および國民に対して犯した罪について謝罪しなかった。安倍首相はそれまで、日韓の首脳による単獨の會談を何度も提案していたが、拒否されていた。樸大統領は2013年2月の就任以來、慰安婦問題で日本に強硬な態度を貫いてきた。樸大統領はこれまでの多國間會議において、安倍首相と顔を合わせ握手した際に笑顔を見せていなかった。今回の安倍首相の訪韓で、雙方は握手の際にようやく笑みを漏らした。