韓國聯合ニュースの5月11日の報道によると、韓國の文在寅新大統領は同日、日本の安倍晉三首相と就任後初の電話會談を行い、慰安婦問題や朝鮮の核問題などについて討論した。
文在寅大統領は慰安婦などの問題について、「過去の問題が韓日協力を妨げないようにするため、日本は歴史に向き合い、賢く誠意を持って対処すべきであり、河野談話と『日韓共同宣言』の內容と精神を受け継ぎ、尊重してもらいたい」と述べた。
また、「一部の韓國國民は慰安婦問題をめぐる交渉を感情的に受け入れられず、これにより民間で発生した問題の解決には時間がかかり、政府の能力も限られていることから、雙方は國民の感情と現実を認め、共同で解決に努めることが望ましい」と語った。一方、韓國の大統領官邸?青瓦臺の関係者は、文在寅大統領は安倍首相との電話會談で慰安婦問題をめぐる交渉再開については直接觸れていないと明かした。
文在寅大統領は、歴史問題は両國の今後の関係の発展を左右し、歴史問題の解決と朝鮮核問題における協力を並行すべきだと強調した。
しかし報道によると、日本側は今後の日韓関係のために、韓國が慰安婦問題をめぐる日韓合意を履行することに期待している。
「中國網日本語版(チャイナネット)」2017年5月12日