「南中國海の敏感な事件」ドイツのテレビ局は2日「ステザムの兵士の行方不明事件は単なる個別のケースだが、発生したのが係爭中の南中國海で、米國と日本の軍艦が捜索していることから、中國の警戒を招きかねない。特にASEAN外相會議が同日始まり、中國と南中國海行為準則枠組みに署名する可能性が高い。國際問題観測筋は、これは米國が兵士行方不明事件をでっち上げた動機だと分析した」と報じた。
ある観測筋は2日、米日の艦艇?航空機が南中國海で捜索中の米軍兵士について、環球時報のインタビューに応じた際に「現在の情報を見る限り、本件はあまり明らかになっておらず、米軍が本當に行方不明者を出したかも判斷できない。今回は兵士が行方不明になったが、次は船、もしくは航空機が行方不明になるかもしれない。今回は南中國海だったが、次は東中國海かもしれない。しかしなにはともあれ、我々は毅然たる態度、冷靜な態度で本件を処理しなければならない」と話した。
同氏は「毅然とは行方不明者の捜索であれ、航行の自由であれさらには演習であれ、相手側がわが國の領土主権を侵害し安全の利益を脅かせば、斷固たる姿勢で対処し、陰謀を阻止しなければならないということだ。次に冷靜についてだ。中國は発展中の大國だが、非常に高い総合的な國力と軍事力を持っており、いわゆる『海上盧溝橋事件』が起きることはない。一部の國は中國の発展をけん制しようとし、陰謀を企て策を弄しているが、これは驚くに値しない。我々は冷靜を維持し、軍事も外交も世論も、相手のやり方によってリズムを亂されてはならない。複雑な情勢下、中國は政治?経済?外交などの各方面で著実に発展することが、最高の答えとなる」と指摘した。
「中國網日本語版(チャイナネット)」2017年8月3日