「一帯一路(the Belt and Road)」メディア協力フォーラム2017が19日、甘粛省敦煌で開幕した。(文:賈秀東?本紙特約論説員、中國國際問題研究院特別招聘研究員。人民日報海外版コラム「望海樓」掲載)
習近平國家主席は4年前に中央アジア?東南アジア各國を訪問した際、「シルクロード経済ベルト」と「21世紀の海のシルクロード」の共同建設を相次いで提言した。それから4年、「一帯一路」建設は點から面へ広がり、著しい成果を挙げ、世界に深い影響を與えた。
中國のイニシアティブは國際協力に転化した。「一帯一路」イニシアティブは提出以來、國際社會の前向きな呼応と幅広い支持を得た。現在までに計100余りの國と國際組織が積極的に支持、參加し、70余りの國と國際組織が中國との協力協定に調印し、當局間協力協定は政策の意思疎通、インフラ施設の連結、貿易の円滑化、資金の調達、民心の通じ合いという「五通」をカバーしている。中國は30余りの「一帯一路」參加國と生産能力協力協定を締結。協力事業多數が続々と始動し、「早期収穫」を得た事業が多くある。今年5月に北京で開かれた「一帯一路」國際協力サミットフォーラムの成果リストは5大分野、76大項目、270件余りの具體的成果を含む。「一帯一路」枠組の下、中國と各國の協力はこれまで以上に系統性を備え、分野を広げている。「一帯一路」參加者は中國の國際協力の「コミュニティ」となった。
中國の理念は國際的コンセンサスに進化した。「一帯一路」イニシアティブの提出と実踐は第18回黨大會以來の中國外交の新理念を體現している。「一帯一路」イニシアティブは協力?ウィンウィンを核心とし、「共に話し合い、共に建設し、共に分かち合う」原則を堅持し、「共」という言葉を際立たせ、排他的でも一方的でもなく、強要せず、相互尊重と平等互恵を基礎に、対話?協議?協力を通じてウィンウィンを実現する。こうした理念と原則はすでに「一帯一路」國際協力「コミュニティ」に受け入れられ、かつさらに多くの國際組織に認められている。第71回國連総會は先日採択した「國連と世界経済ガバナンス」に関する決議で、「各國が『共に話し合い、共に建設し、共に分かち合う』原則に基づき、世界経済ガバナンスを改善し、國連の役割を強化する」ことを求めた。
中國の案はグローバル?ガバナンスに融け込んだ。「一帯一路」イニシアティブは中國にとって、國內外の両大局を統合的に計畫し、開放型経済體制を構築する偉大な戦略構想であり、グローバル?ガバナンス體制に関與し、これを整える主導的行為でもある。習主席は「世界はこれほど大きく、問題はこれほど多い。國際社會は中國の聲を聞き、中國の案を見ることを期待しており、中國が欠席するわけにはいかない」と述べた。「一帯一路」建設は中國がグローバル?ガバナンスに関與する重要な道であり、これまでに中國が世界に提供した最も重要な公共財だ。「一帯一路」は中國に源を発し、世界に屬する。「一帯一路」は発展に焦點を合わせ、経済グローバル化の大きな趨勢に順応すると同時に、発展路線選択の多様性を尊重し、自らの國情に適した発展路線を探るよう各國を促す。発展戦略の連攜は「一帯一路」イニシアティブの名刺であり、各國が利益の符合點を探り、政治的相互信頼?経済的融合?文化的包摂の利益共同體、運命共同體、責任共同體を共に築き、グローバル?ガバナンスの構造と姿を変えることを強調する。
「一帯一路」イニシアティブは歴史に根差し、未來に向かう。「中國の夢」と「世界の夢」をつなぐ大きな懸け橋である。「一帯一路」建設は大きな潛在力と將來性を持ち、必ずや中國の発展と戦略の融通の余地を極めて大きく広げ、より公正で合理的な方向への國際秩序の発展変化を後押しし、各國の人々がより良く共にチャンスを享受し、共に発展を図ることができるようにする。(編集NA)
「人民網日本語版」2017年9月19日