習近平國家主席は過去5年間に特別機で29回の外國訪問を行った。飛行距離57萬キロ以上、累計198日で、五大陸?57の國及び主要な國際?地域組織に及んだ。習主席の世界における足跡は、全世界を駆けめぐる外交の軌跡を描き出し、全世界を覆うパートナーシップ網を編み出した。新華社が伝えた。
トップレベルデザインに始まり、深く耕し、丹念に培い、習主席は中國の特色ある大國外交の不斷の前進を先導し、複雑な世界の中で中國の発展に望ましい外部環境を維持し、國際情勢が変動する中で中國の案と主張を示し、中國の國際的な影響力、感化力、塑造力を高め続け、全方向的、先駆的な歴史的成果を得た。
世界の注目する第19回中國共産黨大會の報告で、習近平総書記は新型の國際関係と人類運命共同體の構築推進を打ち出し、新時代に入った中國外交のトップレベルデザインを示し、奮進目標を明確にし、全く新たな章を開いた。
■運命を共にし、新たな途につく――全世界を気にかけ、人類の恒久平和と共同発展のために雄大なビジョンを描く
「この世界では、各國の結びつき合い、相互依存がかつてなく深まり、人類は一つの地球村に暮し、歴史と現実が合流する同じ一つの時空に暮らしており、次第に互いに融け合い切り離せない運命共同體へとなってきている」。就任後初の外遊で習主席は「運命共同體」の理念を世界に明確に示した。
習主席の外遊の足跡に伴い、「人類運命共同體の構築」という重要な理念は5年間で絶えず整い成長し、新時代の中國外交の鮮明な旗印となり、中國外交の生き生きとした実踐に融合した。中國と世界が運命を共にし、願いが通じ合う壯麗な情景が人々の眼前に示された。
運命共同體の構築は周辺から始まった。2013年の周辺外交政策座談會で、習主席は「運命共同體意識を周辺諸國に根付かせる」方針を打ち出した。習主席は中國パキスタン運命共同體に「模範的役割の発揮」を期待し、中國カザフスタン運命共同體が國際的に「二國間関係の良好な模範を確立した」ことを賞賛し、「堅固で壊せぬ中國ラオス運命共同體を築く」考えを示し、中國とカンボジアが「互いに見守り助け合う運命共同體を結成する」ことを呼びかけた。「運命共同體」は「親誠恵容」の周辺外交理念と通じ合い、周辺善隣友好協力を多くの成果へと導いた。
運命共同體の構築は地域へと延伸した。「中國とアフリカはかねてより運命共同體だ」「より緊密な中國ASEAN運命共同體を手を攜えて構築する」「運命共同體へ踏み出し、アジアの新たな未來を開く」「中國アラブ共同體?運命共同體を築く」「中國?中南米運命共同體という大きな船を共にしっかりと建造する」……習主席は中國と他の地域との互恵協力を推し進め続け、希望に満ちた大陸を緊密に結びつけた。
運命共同體の構築は全世界を気にかける。2015年の國連創設70周年関連サミットで、習主席は5つの重要な提言をし、人類運命共同體構築の全體的な布陣と道筋を形成し、國際関係の発展に新たな気運をもたらした。2017年1月、ジュネーブの國連歐州本部で習主席は平和が永続し、普遍的に安全で、共に繁栄する、開放?包摂のクリーンで美しい世界の構築を提唱し、人類運命共同體の構築という理念にさらに豊かで深い意味を與えた。