活気づく「流動する中國」
王氏は國內の高速鉄道の「初體験」を、昨日のことのように覚えている。「私は高速鉄道で北京から天津に向かった。乗車後、偶然知り合いに出會い、立ち話をするうちに駅に著いた。初めて高速鉄道のスピードを実感し、驚き衝撃を受けた」
京津都市間鉄道は2008年に開通した、中國大陸初の高基準の、設計上の時速が350キロの高速鉄道だ。中國の高速鉄道「8縦8橫」の拡大に伴い、流動する中國という活き活きとした光景が中國の大地で広がっている。中國の高速鉄道の営業距離は、2019年末現在で3萬5000キロで世界一となっている。
王氏は「近年は帰國すると、中國の高速鉄道の急成長を実感する。1?2級都市の他に、多くの過疎地も高速鉄道圏に加わっている。各地を結ぶ高速鉄道は、人々の生活を便利にし、経済発展に活力を注ぐ」と述べた。
フィリピン浙江商會の張紅陽會長は、「高速鉄道は帰國中、動くオフィスになることが多い。広々として快適で、安全で効率的で、ネットワークと電話の信號が安定している。高速鉄道の乗車環境は改善が続いている。高速鉄道でスムーズにメールを送受信し、仕事を適時処理でき、実に便利だ」と語った。
険しい山を越える京張高速鉄道の建設に、わずか3年余りしかかからなかった。北京から200キロ弱離れた張家口まで、早ければ47分で到著する。孫氏は「高速鉄道の高い効率と今日の急成長は、中國社會と相互補完の関係にある」と感嘆した。
張萍氏は當時に思いを馳せ、「詹天佑は京張鉄道を建設した當時、外國人の技術封鎖と冷笑?嘲笑に直面しつつ、度重なる困難を乗り越えた。今や強い國力と科學技術力により、中國の高速鉄道は自主革新を堅持し、世界のトップに立った」と感じ入った。
楊氏は、中國の高速鉄道の発展の成果は、「中國の統治」の優位性を十分に示したと見ている。「高速鉄道は巨額の投資、長い期間が必要だ。中國は力を集め大事業に取り組む制度の優位性を十分に発揮した。中央から地方へと統一的に手配し、著実に推進し、高速鉄道建設の力強い後ろ盾になった」