新型コロナウイルス肺炎の発生後、中國は「一帯一路」共同建設國と共に「定力」を維持し、一帯一路協力の長期安定を促進している。日本経済新聞によると、中國と一帯一路沿線諸國の今年1?2月の貿易額は前年同期比1.8%増の1兆3100億元にのぼり、中國の貿易額に占める割合が初めて3割以上に達した。
ロシア?トゥデイは専門家の観點を引用し、「一帯一路イニシアチブ、上海協力機構、BRICSの枠組み內のすべての協力プロジェクトが引き続き推進されることは間違いない。苦境にある時に真情が分かるというように、露中関係が影響を受けることはない」と伝えた。
イタリア?中國財団企業研究センター長は、「感染癥が中國経済の長期的な好転の流れを変えることはない。感染癥は一帯一路プロジェクトの実施に根本的な影響を及ぼさない」と述べた。
中國國內で新型肺炎が抑制され、企業の操業再開率が上がるにつれ、一帯一路の協力が強靭性を示している。中國商務部が2月下旬に発表した情報によると、一帯一路協力プロジェクトは全體的に安定的に進められており、新型肺炎による広範な延期は生じていない。國家発展改革委員會は先ほど、國際定期貨物列車「中歐班列」の運行本數は今年に入り、逆境のなか成長を実現していると発表した。現在の運行再開率は90%以上にのぼる。國は今後、関連政策?措置を打ち出し、安全で安定的で効率的な運行を促進する。他にも商務部及び國家開発銀行は共同で通知を印刷?配布し、感染癥の影響を受ける一帯一路プロジェクト及び企業に開発性金融支持を提供するとした。
短期的に見ると、新型肺炎は一帯一路の協力に一定の困難と挑戦をもたらすが、長期的に見るとその悪影響は微々たるものだ。これはまず、一帯一路の共同建設が関連諸國の経済発展を促進し、各國も現実的に長期的な協力を必要としているからだ。相互接続、インフラ整備、貿易及び投資の自由化の促進など、一帯一路は各國に恵みをもたらす。その一方で、中國は大多數の一帯一路諸國と深い伝統的な友好を持っており、多くの國が一帯一路イニシアチブと自國の発展戦略を結びつけている。一帯一路は経済?貿易のほか、各國に政治?安全?人文などの各分野の協力及び対話の場を提供しており、各國の人々から歓迎されている。これは一帯一路の協力の安定性を維持する上で極めて重要だ。
グローバル化の時代において、世界各國は互いにつながり、相互依存度が上がり続けている。世界的な感染癥を受け、世界各國は手を攜え対応するべきだ。また各國は感染癥を前にし、一帯一路が唱える多國間協力の必要性と緊急度をより強く意識している。先ほど中國の感染対策物資が不足していると聞くと、多くの一帯一路諸國が援助の手を伸ばし、中國に各方面の支援を提供した。中國の感染対策に積極的な好転が生じ、防疫物資の生産能力が徐々に回復すると、中國は他國に醫療物資を寄贈し、専門家チームを派遣している。各國は手を攜え感染対策の厳密な防衛ラインを引いているが、これは人類運命共同體の構築を分かりやすく示している。
実際に一帯一路枠組み內の公衆衛生協力は常に活況を呈している。中國の指導者は2016年に、「健康シルクロード」の建設ビジョンを明確に打ち出した。各國はさらに上海協力機構の枠組み內で衛生相會談メカニズムを構築した。一帯一路関連諸國も頻繁に健康及び醫薬品をテーマとするフォーラムを開催し、交流と協力を強化している。中國と世界にとって、新型肺炎は新たな挑戦?脅威だ。一帯一路関連諸國は公衆衛生分野の協力をさらに強化し、新たな協議?共有メカニズムを構築し、手を攜え「健康シルクロード」を構築するべきだ。一帯一路の協力に絶えず新しい內容?プラン?知恵を提供するべきだ。
「中國網日本語版(チャイナネット)」2020年3月16日