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新型コロナ トランプ大統領と州知事の言動

新型コロナ トランプ大統領と州知事の言動。

タグ:新型コロナ

発信時間:2020-05-16 15:05:48 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

  ドナルド?トランプ氏が公の場に姿を現した際、マスクを著用せず、中國の入國者を追いやったと豪語するのを目にする。

 

 彼は先週末、「我々は新型コロナウイルス対策において多大な成果を上げ、中でも早い時期に中國からの渡航を禁止した」とツイートした。

 

 彼は國會の共和黨議員に対し、「我々は中國からの入國を禁止した。私はこのようにしたいと思った唯一の人だ」と述べた。

 

   「しかも、私は中國への渡航禁止令を発表した。考えてみてほしい」。


   「私は早い時期に、中國からの渡航を禁止した」。

 

 トランプ氏は1月31日になってようやく中國渡航禁止令を発表したことをここで強調したい。これは世界保健機関(WHO)が新型コロナウイルス感染癥はパンデミックだと宣言し、多くの國が同様の決定を下した後だった。しかし誰も、大統領がマーシャル群島より遅かったことを認めることなど期待していない。

 

 トランプ氏は中國に執著し、中でも現在の公共衛生危機に対応せざるを得ない人々を混亂させているが、そのほとんどは感染癥流行とアジアの関連性に関係なくなっている。アンドリュー?クオモ氏のニューヨーク市民に向けた毎日の講話を聞けば、彼は「歐州ウイルス」と発言しているのに気がつくだろう。

 

 クオモ氏は13日、「このウイルスに最初に直面した時、中國から発生したと聞かされた。しかし、東海岸に到達した時、実は歐州で來たものだった」と述べた。これは政府が言及したがらない詳細である。アイデアに富む大統領もこのバージョンのストーリーでは自分を英雄にできないため、米國人は全てが武漢のせいだと仮定するしかない。

 

 しかし、州知事らのおかげで、この言葉は拡散している。彼らはパンデミック期間に我々が期待する人ではない。州知事に期待することは感染を抑えることであり、血の気の多い上院議員に対応することではない。

 

 しかし、大統領は自分だけでボールを回している。米國人はどれほどの期間隔離されていたかを知るには、州知事に聞かなければいけない。トランプ氏は彼らのこの問題の解決を望んでいる。最新情報を知りたければ、州知事は毎日情報を伝えてくれるかもしれない。(時間の緊迫および回避不能なデマにより、トランプ氏は定例會見を放棄した)

 

 クオモ氏は現在もっとも有名な州知事で、民間調査によると、大統領より支持されている。彼は毎日演説し、その畫面にはタイトル、テーマ、忠告が表示され、「マスクは有効的、手袋は有効的、消毒ハンドソープは有効的」などと伝える。また、トランプ氏が厚かましく登場し、民衆に対して「米國人はマスクのメリットとデメリットを理解した。偏向的なものではない、信じるかどうかは自分次第」だと述べた。

 

 感染癥が蔓延している國の大統領がこのような発言をするとは、やや信じがたい。しかし、政府の実績については、ホワイトハウスの規則は良い面だけを見ている。

 

 トランプ氏は今週、「我々の1人あたり平均テスト件數は韓國、イギリス、フランス、日本、スウェーデン、フィンランド、その他の多くの國を超えている」と誇らしげに宣言した。疑いを抱いている人は、自分たちの國の平均テスト件數はドイツ、ロシア、スペイン、カナダより多いはずがないと指摘している。しかし、「フィンランドよりはマシ」だとよい方に考えなければいけない。

 

 また、飛行機の乗客も忘れてはいけない。トランプ氏は先日位の記者會見で、「我々の行動は早かった。これほど早く行動したのは、中國から進入させないため」だと豪語した。

 

 トランプ氏が早かったと主張する行動を開始してからも、約4萬人の中國人が飛行機で米國に飛んだ。公平に言えば、多くの人が帰國する権利を有する國民で、政府は感染リスクのある物を持ち帰らせないようにするはずだが、旅客は「検疫措置が驚くほど不十分だった」と話している。

 

 3月中旬になってからようやく、大統領は歐州からの入國を禁止したが、歐州ではすでに感染癥が蔓延してしばらく経っていた。ハーバード大學流行病學専門家のマイケル?ミーナ氏は、「基本的に正門に鍵をかけていたが、裏門は開けていた」と明かした。その理由は簡単で、ナポリからの便の禁止は、武漢ほど重視されていなかった。クオモ氏はイタリアからの感染を警告し始めた時、彼女の娘さえも困惑した。

 

 當然、政治において、自分のライバルが某國に対して甘いと主張するほど有効なことはない。トランプ氏が先日の資金調達の手紙に以下のように記した。虛偽報道をするメディアからこれらの記事を耳にすることはないが、私は中國に対して強硬的で、「スリーピー」ことジョー?バイデン氏は中國に対して甘い。彼は永遠にそれを変えることができない。

 

 クオモ氏が新型コロナウイルスのブリーフィングを開始した時、彼が大統領に対して表現した怒りは素晴らしいものだった。(彼が自宅でテレビを見ていたら、立ち上がって仕事に行ったかもしれない)。最近、彼が慎重になったのは、ニューヨークに連邦政府から大量の支援が必要なためである可能性がある。

 

 しかし彼は、我々の問題は全て「歐州ウイルス」によるものだと発言し、これは賢いやり方のように思える。まず、これは感染癥流行が消えないことを忠告した。次に、これは世界に監督を呼びかけるものである。最後に、これはトランプ氏を怒らせた。これらだけで足りないだろうか。


 

「中國網日本語版(チャイナネット)」 2020年5月16日

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