今年は小康社會の全面的な完成、脫貧困対策の勝敗を決める年であり、「十三五」計畫総括の年でもある。若者たちは今年の全國両會(全國人民代表大會と中國人民政治協商會議)の何に注目し、期待しているのだろうか?
中國青年報社社會調査センターのアンケートサイトは18~35歳の若者1984人を対象に「2020年全國両會に対する若者の期待」と題する調査を主なった。調査によると、91.5%の若者が今年は例年よりも全國両會に注目していると答えた。國民生活保障と雇用?起業が若者が最も期待する議題だという。最も満足度が高かったのは國家安全保障と社會整備だった。
今回のアンケート參加者は男性43.7%、女性56.3%、「85後」(85~89年生まれ)が33.7%、「90後」(90~99年生まれ)が58%、「00後」(00年以降生まれ)が8.3%を占め、平均年齢は28.1歳。
88.1%の若者が今年の全國両會に注目
「両會の開催日程がわかった後すぐに友人に転送しました」というのは杭州で働く「95後」の劉偉さん。今年は例年よりも全國両會に注目し、期待しているという。「こうした特殊な情況下で両會がいつ開かれるのか周囲も関心を寄せていた。両會の日程が決まり、気持ちも落ち著いた。これは非常に積極的なシグナルだと思う」と語る。
北京で働く鄭斌さん(仮名)は「毎年全國両會が始まるとみんな積極的に社會問題を議論するようになる。この時期は熱い政治討論が繰り広げられる」と話す。
アンケートでは、88.1%の若者が今年の全國両會に注目していると答えた。社會調査センターが昨年行った同じアンケートではこの割合は66.4%だった。
深センのあるデータ分析會社で働く劉さんは「今年はコロナの影響で國內外の情勢の変化が著しい。日頃株取引をしていて、近くマイホームも購入したいので、國の関連政策には非常に注目しているが、今年の両會は特に注目している」と話す。
アンケートによると、全國両會に注目している男性は91.2%で、女性(85.8%)より高かった。年齢別でみると、「85後」の注目度が最も高く89.1%、「90後」は88.5%、「00後」は81.8%だった。
91.5%の若者が今年は例年よりも全國両會に注目していると答えた。
「中國網日本語版(チャイナネット)」2020年5月22日