外交部の汪文斌報道官は2日の定例記者會見で、「ウイルスの発生源調査は科學的な問題であり、これを政治利用してはいけない。このことに、科學的、理性的、客観的な立場を貫く多くの科學者たちが支持する意志を表明している」と語りました。
報道によりますと、政治経済シンクタンク?シラー研究所の創設者であるヘルガ?ゼップ=ラルーシュ氏は先日、「新型コロナウイルス中國起源説」という悪意に満ちた誹謗中傷について、「これは西側諸國が中國を抑圧するための定番の手段だ。発生源の調査は全世界で同時に展開すべきであり、中國だけにクローズアップしてはいけない」との意見を示しました。
汪報道官はラルーシュ氏以外にも多くの専門家が明白な態度表明を行ったと示したうえで、「中國は各側に対し、事実と科學を尊重し、発生源の調査を口実に他國に泥を塗って攻撃したり、個人あるいは一つの黨や國の私利を満たすために政治利用したりすることに共に反対するよう望んでいる。また、発生源調査での國際協力と、感染癥との戦いでの団結のための良好な環境づくりをするよう希望する」と強調しました。(李、謙)
?中國國際放送局(CRI)?2021年7月3日