中國の新任の米國大使である秦剛氏が28日、米國に赴任した。秦氏はワシントンで、「中米関係の扉はすでに開かれており、閉ざされることはない。これは時代の流れ、大勢の赴く所、民心の向かう所だ」と述べた。
秦氏は同日夜、中米メディア向けに談話を発表し、次のように述べた。
50年前にキッシンジャー博士が中國を極秘訪問し、中國の扉を叩き、開いた。當時は冷戦時代で、中米は互いに隔絶されていた。先見性を持つキッシンジャー博士は極秘裏に別ルートで訪中せざるを得なかった。50年後の今日、中國の第11代米國大使である私は公に正規ルートを使い、米國に直接到著した。時が移り事情が変わり、感慨ひとしおだ。私は中米関係の扉がすでに開かれており、閉ざされることはないと信じている。これは時代の流れ、大勢の赴く所、民心の向かう所だ。
中米関係は半世紀に渡り風雨を経た。この歩みは両國に深い影響を及ぼし、歴史を深く変え、世界を変えた。世界は現在、百年に一度の大変動を迎えている。中米は歴史、文化、社會制度、発展段階の異なる2大國として、新たな相互発見?認識?適応を迎え、新時代の付き合い方を模索している。中米関係はまた新しい重要な関門を迎えている。多くの困難と挑戦に直面しているが、大きなチャンスと潛在力もある。どの道を歩むかは、両國人民の福祉、世界の未來に関わる。健全?安定?発展の中米関係は、両國人民及び國際社會の普遍的な期待だ。
「中國網日本語版(チャイナネット)」2021年7月29日