王毅?國務(wù)委員兼外交部長は4日夜、第11回東アジア首脳會(huì)議外相會(huì)合に出席した際に、南中國海問題について中國側(cè)の原則的立場(chǎng)について説明した。各國が南中國海問題の「4つの尊重」を守ることに期待し、域外勢(shì)力に対して二度と魔の手を南中國海に伸ばさないよう求めた。王部長は次のように述べた。

　（一）事実の尊重。中國は最も早く南中國海諸島及び関連海域を発見?命名?開発利用し、最も早くかつ持続的?平和的?効果的に管轄を開始した。第二次大戦後、中國政府は「カイロ宣言」と「ポツダム宣言」の規(guī)定に基づき、日本に違法侵略された南中國海諸島を取り戻した。これは第二次大戦後の國際レジームの重要な構(gòu)成部分になった。50、60年代に、米國側(cè)は中國側(cè)に対して何度も、南沙諸島の測(cè)量の申請(qǐng)を出した。日本などの國が公式に出版した地図も、南沙諸島を中國領(lǐng)と表記した。これらは歴史的な根拠のある、消すことのできない事実だ。

　（二）法律の尊重。國際法によると、中國が主権を持つ南沙諸島も自ずと、相応する海洋権益を持つ。これはその後確定された「國連海洋法條約」の規(guī)定と決して抵觸しない。中國側(cè)は主張の根拠を変えたことがなく、新たな要求を出したこともない。中國側(cè)が九段線內(nèi)の海域を內(nèi)海及び領(lǐng)海にしているとの聲があるが、これは中國側(cè)の立場(chǎng)への意図的な歪曲だ。

　（三）共通認(rèn)識(shí)の尊重。直接的な當(dāng)事國の交渉と協(xié)議による平和的な紛爭(zhēng)解決の堅(jiān)持は、中國とASEAN諸國の「南中國海各方面行為宣言」による共同の約束だ。各方面は実際の行動(dòng)により引き続きこれを遵守し、実行しなければならない。特に対立を激化させ、食い違いを拡大させるすべての一方的な行動(dòng)を取らず、武力を使わず武力で脅迫しない。それと同時(shí)により拘束力の強(qiáng)い「南中國海行為準(zhǔn)則」の早期妥結(jié)は、中國とASEANが確定した新たな目標(biāo)だ。我々はすでに効果的で実質(zhì)的な內(nèi)容に富む、條約を含む國際法に合致する地域ルールの早期妥結(jié)について共通認(rèn)識(shí)を形成している。引き続き感染癥の影響を乗り越え、しっかりと前に推進(jìn)する。

　（四）地域諸國の尊重。中國とASEAN諸國の共同の努力により、南中國海情勢(shì)は全體的に安定を維持しており、航行及び飛行の自由にも問題が生じたことがない。しかし一部の域外國は天下が亂れないことを恐れ、しばしば大量の先進(jìn)的な軍艦?軍機(jī)を南中國海に入れ勝手放題に挑発している。その他の域外國を意図的に誘導(dǎo)し南中國海で武力を誇示し、公然と地域諸國、特に當(dāng)時(shí)國間の仲違いを図っている。中國とASEAN諸國は域外勢(shì)力の良からぬ下心への確かな認(rèn)識(shí)を保ち、南中國海の平和と安定の大局を損ね、地域諸國の団結(jié)と協(xié)力を破壊するすべての行為に斷固「ノー」と言うべきだ。同時(shí)に我々はまたこれらの域外勢(shì)力に対して、平和維持に向けた地域諸國の努力をしっかり尊重し、二度と魔の手を南中國海に伸ばさないよう厳正に告げるべきだ。

　?中國網(wǎng)日本語版(チャイナネット)?2021年8月5日