新型コロナウイルスの起源解明の問題について、國際世論の意見は大きく割れている。科學の問題がすでに「政治弁論」になっている。
世界保健機関(WHO)の緊急対応責任者であるマイク?ライアン氏は何度も、すべての加盟國の間で、新型コロナウイルスの起源解明は「脫政治利用」であるべきという広い共通認識があると述べている。48カ國の國連ジュネーブ事務局駐在代表は7月15日にWHOのテドロス事務局長に書簡を送り、WHOが発表した中國?WHO共同研究報告書を歓迎し、ウイルス起源解明は科學者の世界範囲での調(diào)査?研究が必要であることを強調(diào)した。
ところが一部の西側(cè)の政治家及びメディアは、新型コロナウイルスの「実験室流出説」を何度も喧伝し、起源解明問題で「結(jié)論ありき」になっている。世界の科學者は頻繁に英誌「ランセット」、米誌「セル」などの専門的な醫(yī)學誌に文書を掲載し、関連する説を退け、米國の起源に対するまったく根拠なき憶測に反対している。
バイデン米大統(tǒng)領は今年5月26日、米情報部門に対して起源解明の取り組みを強化し、90日內(nèi)に調(diào)査報告書を提出するよう指示した。この期限が迫るなか、ホワイトハウスのサキ報道官は調(diào)査報告書のいわゆる「非機密版」の公開時期に関する明確な回答を控えた。中國外交部の汪文斌報道官は25日、「情報機関にウイルス起源解明をさせること自體が科學に反する」と直言した。