王毅國務委員兼外交部長(外相)は14日、シンガポールのバラクリシュナン外相と同國で共同記者會見に臨んだ。
【記者】中國と米國は現在、地域的な外交競爭をしているのか。東南アジア諸國はどちらの側につくかという選択をどうすれば避けられるか。
【王部長】中國の発展には強大な內生的原動力があり、それは歴史の必然的趨勢だ。中華民族の偉大な復興の実現という歴史プロセスは不可逆で、必ず達成されるものであり、これは人類全體の発展と進歩の重要な成果でもある。中國の発展をどのように受け止めるかは、世界各國にとって重要な課題だ。先程リー?シェンロン首相と會談した際、私はシンガポールが中國の発展を理性的、公正、客観的に受け止め、中國の発展から協力のチャンスを見出すことに長け、相互成果と共同発展を実現し、両國及び両國民に確かな利益をもたらしていることを稱賛した。
世界には、中國の発展に適応できず、様々な疑念や懸念を抱き、中には深刻に誤った戦略判斷をしている國や勢力もある。これは協力の促進にマイナスであるだけでなく、正常な関係の発展にも影響を與える。米國はそのようなプロセスの最中にあるのだろう。米國は、発展の権利は世界で米國だけが持つのではなく、他の國々も持っていること、幸せな生活を送る権利は米國民だけにあるのではなく、他の各國國民にもあることを認識すべきだ。
米國がシンガポールを含む多くの國々と同様に、今日の中國を客観的かつ理性的に受け止め、中國との互恵協力を模索し、拡大していくことを望む。世界第二、第一の経済大國である中國と米國が協力すれば、世界にとって利益がある。米國は特にゼロサム思考を捨てる必要がある。世界は前進しており、冷戦時代に逆戻りすることはない。時代と共に進み、他の文明や民族と平和的に共存し、協力?ウィンウィンを図ることを學び、平和で、調和のとれた、安定し、繁栄する世界を共に構築する必要がある。(編集NA)
「人民網日本語版」2021年9月15日