李克強総理は17日午後、中南海の紫光閣で、ドイツのショルツ首相と電話會談を行った。新華社が伝えた。
李総理は「中獨は共に世界の主要エコノミー、責任ある國であり、共に多國間主義の支持者、自由貿易の実行者だ。両國間の協力は雙方及び中國?EUにとってプラスであるだけでなく、世界にとってもプラスだ」と指摘。
「次回の中獨政府間協議をできるだけ早く開催することを望んでいる。先進的製造業、サービス貿易、デジタル経済、気候変動対策などの分野で雙方が協力の潛在力を掘り起こし、中獨協力の新たな成長分野を育成することを希望する。2000社余りの在獨中國企業と7000社余りの在中ドイツ企業は両國協力の『新戦力』であり、中獨両國政府はこれらの企業の投資と事業展開のために公正で差別のない良好な環境を築くべく盡力する必要がある。ドイツ側も、よりオープンな心で中國企業を処遇してもらいたい。中國側はドイツ側と引き続き両國間の人的『ファストトラック』を活用して、効果的な新型コロナ対策を踏まえた上で、雙方間の人的往來をより円滑化したい」と強調した。
李総理はまた、「中國とEUは國際社會における2つの重要なパワーであり、広範な利益を共有している。長期的視點、さらに広範な視野から中國?EU関係をしっかりと把握し、対話?協力主導を堅持し、尊重し合い、対等に付き合い、中國?EU関係の安定的で健全な発展を推進する必要がある。ドイツはEUの重要なメンバーだ。ドイツ側が引き続き中國とEUの協力と関係発展に積極的役割を果たすことを希望する」とした。
ショルツ首相は「ドイツは獨中関係を非常に重視し、『一つの中國』政策を堅持している。獨中國交樹立50周年を契機に、両國関係の一層の発展を推進したい。ドイツは過去においても、今後においても、EU?中國関係の健全な発展の推進に盡力する。EU?中國投資協定の早期発効を希望する」とした。(編集NA)
「人民網日本語版」2022年1月18日