中國の張軍國連大使は21日、記者の質問に答えた際に「國連米國政府代表部が中國の影響力抑止を自らの主たる任務と成果だと考えているのは荒唐無稽」と述べた。新華社が伝えた。
國連米國政府代表部は20日、ウェブサイト上に掲載した「國連における米國のリーダーシップの再興」という「ファクトシート」において、2021年の國連での活動のいわゆる「成果」を列挙する中で、根拠なき対中非難を繰り返した。
張大使は「中國が行った世界の平和的発展への貢獻、國連への支持、他國への支援は誰の目にも明らかであり、確かなものだ。中國が追求しているのは、一強ではなく協力?ウィンウィンであり、権力を笠に著た覇権ではなく対等な付き合いであり、徒黨を組むのではなく開放?包摂であり、対立を引き起こすのではなく平和共存だ。中國は時代の発展の潮流の側に立ち、圧倒的多數の國々の側に立ち、正義のパワー、進歩のパワー、協力のパワーとなっている。しかし、一部の者は常に中國を否定的に見て、その役割や影響力を抑え込もうとさえしている。こうした狹隘で暗い心理は冷戦思考が表れたものであり、現代世界にとって大きな脅威だ」と指摘。
「大國間の協力は國連の未來に関わる。過去1年、國際社會は多くの重大な試練を前にしながら、力を合わせることができなかった。一國主義とブロック政治に妨害され続けたことが、その主たる原因だ。米國は國連への復帰を公言したが、國際協力の推進に力を注ぐどころか、イデオロギー的に対立したり、中國等の影響力を抑え込んだりすることに熱中した。このため、加盟國間の団結と相互信頼は著しく損なわれ、國連が果たすべき役割の発揮面でも著しく制約を受けた」とした。(編集NA)
「人民網日本語版」2022年1月24日