バイデン米大統(tǒng)領(lǐng)は1日にオンライン形式で米粉ミルク生産企業(yè)の代表者と接觸し、國內(nèi)の乳児用粉ミルク不足の問題解消に向け協(xié)議する。
米調(diào)査會社による小売店の乳児用粉ミルク在庫の追跡データを見ると、5月22日までの一週間の品切れ率が70%に急上昇している。
米國の業(yè)界関係者は、「粉ミルクショック」は米國の経済?政治體制の問題を浮き彫りにしたと見ている。
まず、米國の高度に自由化された市場経済により、各業(yè)界に深刻な獨占が存在する。粉ミルク業(yè)界の高度な獨占は、今回の粉ミルクショックの直接的な原因だ。
米NGOの研究主任は、「米國の食品生産チェーン全體が高度に集中しており、粉ミルクなどの生活必需品の供給網(wǎng)に何らかの問題が生じると、一般人が不利益を被ることになる」と指摘した。
次に、ロサ?デラウロ下院議員(民主黨)は、米國食品醫(yī)薬品局(FDA)の粉ミルク事件への反応が遅すぎると見ている。アボットの問題粉ミルクの報告は昨年10月の時點でFDAに屆いていたが、FDAは12月下旬になりようやく報告者と連絡を取り、今年1月31日になりアボットの工場を検査した。アボットが問題商品のリコールを発表したのは今年2月17日。
米フリーライターのダコタ?リリー氏は、「FDAの行動はなぜこれほど遅いのか。なぜ誰も訴えられていないのか。なぜ誰も責任追及されていないのか」と疑問を呈した。リリー氏はその原因について、米國の政府と企業(yè)が利益共同體であり、雙方がグルになり一般人の生計を顧みず、自身の利益の最大ばかりに専念するためとしている。
「中國網(wǎng)日本語版(チャイナネット)」2022年6月2日