「ボストーク2022」で実戦実弾演習のリハーサルをする中國の參加部隊(撮影?劉丹)
軍事演習「ボストーク2022」が現在、ロシアのセルゲイエフスキー演習場で実施されている。中國軍は將兵2000人以上、車両(裝備)300臺以上、固定翼機?ヘリコプター21機、艦船3隻を派遣している。今回、中國から參加した部隊にはどのような注目點があるのか。裝備の性能はどうか。將兵のパフォーマンスはどうか。中國の參加部隊指導部、合同作戦司令部、軍事専門家などに話を聞いた。解放軍報が伝えた。
中國の參加部隊指導部の韓林指導官は「ロシアの年次戦略演習への中國軍の參加はこれが4回目であり、この枠組みの下で參加した中國の部隊には多くの注目點がある。これは全レベル、全要素、全方向の演習であり、我が軍は陸海空三軍を初めて同時に派遣し、空陸軍航空部隊の國內配置と國外演習を初めて同時に実施し、海軍艦艇を日本海方面での合同演習に初めて派遣した」と指摘する。
軍事科學院戦爭研究院の李抒音研究員は「中國の參加部隊が派遣した司令官は合同部隊司令部に深く関與し、各國參加部隊と合同で計畫や指揮、行動を行い、相互信頼を増進した。各國は同一の戦場狀況分析に基づき敵情を判斷し、同一の作戦決定に基づき部隊を配置し、協同計畫表を使用して複雑な問題を単純化することで、行動の足並みをそろえるとともに、技術?戦術上の各國の強みを発揮しやすくした」とする。
中國の參加部隊合同作戦司令部の趙剣有司令官補佐は「陸海空の參加部隊のいずれにも行動に新しい點があった。中國の陸上戦術群は、陸上裝備を部隊単位で大規模かつ體系的に出動。99式戦車や04A式歩兵戦闘車など主力戦闘裝備が國外での演習に參加した。中國の海上戦術群は日本海海域で対空射撃、対海射撃、合同機動などの訓練を実施した。中國の航空戦術群は戦闘機『殲-10B』が國內の飛行場から國外の任務空域まで飛行し、『敵』の防空ミサイルシステムに対する精密攻撃を數波に分けて実施した」と指摘する。
「ボストーク2022」における中國の參加部隊の素晴らしいパフォーマンスは、中國軍の訓練と作戦の水準及び実戦能力を示し、國防?軍隊改革の成果を示し、平和を愛し、平和を守る中國軍人の確固たる決意を示した。(編集NA)
「人民網日本語版」2022年9月7日