360v360.cn |24. 07. 2024 |
王毅氏が日本の森山裕自民黨総務會長と會談
王毅中共中央政治局委員(中央外事活動委員會弁公室主任)は23日、日本の森山裕自民黨総務會長と北京で會談した。
王氏は「森山會長が長期にわたり中日関係の改善と発展に関心を寄せ、これを支持してきたことを稱賛する。昨年11月、習近平國家主席と岸田首相がサンフランシスコで會談し、両國の戦略的互恵関係の包括的推進、新しい時代の要請にふさわしい建設的かつ安定的な中日関係の構築への盡力を再確認し、我々が努力すべき方向性を示した。中日は隣人同士であり、支持し合い、理解し合い、助け合うのが隣國としての正しい付き合い方だ。雙方は早くから『互いに協力のパートナーであり、互いに脅威とならない』ことで合意しており、中國が『これまでにない戦略的な挑戦』などであったことはない。雙方は中日間の4つの基本文書の規定を厳守し、対話を強化し、理解を増進し、協力を深めるべきだ。これは両國民の利益にかない、地域さらには世界の平和と発展にも寄與する」と指摘。
「中國共産黨第20期中央委員會第3回全體會議(三中全會)が先日閉幕した。中國はさらに改革を全面的に深化させ、高水準の社會主義市場経済體制を構築し、高水準の対外開放の制度と體制を整備していく。これは日本の発展及び中日協力に、より多くの機會をもたらす。世界が混迷期に入った現在、アジア及び世界の重要國である中日は同舟相救い、人類運命共同體の構築で連攜するべきだ。森山會長及び日本各界の識者がこのために積極的な役割を果たすことを期待する。若手議員を含む日本の政治家が中國を多く訪れ、視察することを歓迎する」と表明した。
王氏は、福島原発汚染水の海洋放出や臺灣問題等について中國の立場と懸念を明確に表明。「原発汚染水の海洋放出は人類の健康、海洋環境、國際的な公共の利益に関わる。長期的な國際モニタリングメカニズムを構築し、中國など利害関係者の全面的かつ実効性ある関與を確保することが喫緊の課題だ。また、臺灣問題は中日関係の政治的な基礎に関わる。臺灣海峽は『政治的パフォーマンスの場』ではない。田中角栄元首相はかつて周恩來総理に『信頼が萬事の礎だ』と語った。日本は中日間の4つの基本文書の精神を厳守し、臺灣問題において言動を慎んで、中日関係の基礎が損なわれず、揺るがないようにするべきだ」とした。
森山氏は、湖南省などで洪水?冠水による災害が発生したことに見舞いの意を表明。6年ぶりに中國を再訪し、中國の急速な発展と経済的活力を十分に感じたとした。また、上の世代の政治家の友好的伝統を継承?発揚し、両國首脳間の重要な共通認識に照らし、引き続き対中交流を強化し、互恵協力を促進し、戦略的互恵関係の持続的発展を推進していきたいとの意を示した。(編集NA)
「人民網日本語版」2024年7月24日