中國の長沙からケニアの首都ナイロビに向かう旅客機の中では、アフリカと中國の乗客が互いの旅行について會話していた。そしてナイロビでは、生花農場で摘み取られたばかりのバラが、約9000キロ離れた長沙へ飛行機で運ばれ、稅関の「グリーンレーン」を通って中國の消費者のもとに速やかに屆けられるのを待っていた。新華社が伝えた。

今年初めから8月24日までの間に、中國南方航空の長沙ーナイロビ間の往復便は200便以上運航され、前年同期比で111.6％の増加となった。この一便一便が、日増しに緊密化する中國とアフリカの交流の縮図である。活力に満ちた民間交流の中で、中國とアフリカの人々は共に新時代の中國?アフリカ協力に力を捧げ、高水準の中國アフリカ運命共同體の構築に助力している。

エチオピアの首都アディスアベバでは、中國の支援で建設された友好広場が、かつての荒地を自然豊かな緑地に変貌させ、地元住民に人気の新たなランドマークとなっている。マリでは、中國地質工程集団が建設を請け負った中國のマリ支援太陽光発電モデル村プロジェクトのおかげで、現地の村にオフグリッドの太陽光発電システム、太陽光街燈システム、太陽光水ポンプシステムなどが導入され、數萬人の住民がクリーン電力を手に入れた。

益々多くの「小規模だが素晴らしい」インフラ整備の成果が、アフリカの無數の家庭に恩恵をもたらしている。また、優遇的な貿易政策と円滑な貿易プラットフォームにより、多くのアフリカ特産の農産物が中國市場に進出し、中國の人々の食卓を豊かにするとともに、アフリカの農民にも確かな収益をもたらしている。中國はアフリカの優良特産農産物の輸入推進を重視しており、アフリカからの農産物輸入額はすでに7年連続で増加している。2023年の輸入額では、アフリカ産ナッツが130％増、野菜が32％増、花が14％増、果物が7％増となった。今日、中國とアフリカの民間交流?協力は農業、製造業、スポーツ、教育など多分野に広がり、中國とアフリカの友好関係に絶えることのない原動力を與えている。（編集NA）

「人民網日本語版」2024年8月27日