11日付米紙「ウォール?ストリート?ジャーナル」は、「カリフォルニア州の大火事が米國で最も豊かな海岸線を席巻しており、すでに500億ドル以上の損失が生じている。さらに注意すべきことだが、多くの人は火災後、保険未加入や保険會社の撤退により保険金が支払われないことに気づいている。また多くの保険請求額により、米國の保険業界がプレッシャーを感じている」と伝えた。

米CBSは米國の専門家の発言を引用し、次のように報じた。

ロサンゼルスの大火事は家主に個人及び財務面の災難をもたらすだけでなく、カリフォルニア州の脆弱な保険業界に圧力をもたらす可能性がある。JPモルガン?チェースは報告書の中で、大火事が制御不能になれば、保険請求額はさらに上がる可能性があると警告した。これは多くの保険會社がカリフォルニア州から撤退した後、この災害による巨額な損失に対して信頼できるリスク分擔手段がほとんどないことを意味する。

気候災害の発生率が上がる中、米國の保険業のコストとリスクが持続的に拡大し、新たな試練に立たされている。米上院の報告によると、一部の保険會社は気候リスクの影響を受ける地域の保険契約を更新していない。これはカリフォルニア州だけのことではなく、フロリダ州、ルイジアナ州、テキサス州でも未加入率が急上昇している。保険の対象外もしくは巨額の保険料により、コミュニティの不動産価格の暴落というリスクが生じる。これは2008年のような全面的な金融危機を引き起こす可能性がある。

「中國網日本語版（チャイナネット）」2025年1月13日