毎年12月中旬になると、中國全土が寒さで凍えることになる。しかし雲南省の大理南澗県にある、無量山と呼ばれる崇山峰では、まるで春のような景色が見られる。バラ色の冬桜が満開になるのだ。
山一面に咲く桜は競い合うように咲き誇る。霞の中の広大な茶園を散策すれば、その波打つような茶畑がピンク色の桜の花を際立たせる。まるで油絵の中に身を置いたような感覚だ。美しい桜の谷は、寫真愛好家の天國となっている。
冬桜は雲南省特有の樹木であり、標高600~2174メートルの山腹や谷、川辺、林などで生長する。開花期間は短く、鑑賞期間は開花後の3~8日間である。
「中國網日本語版(チャイナネット)」2015年4月3日