全國人民代表大會(全人代)チベット代表団は20日カナダのトロントで記者會見を行った。
カナダCBC記者の提出した國際金融危機はチベットに何か影響を與えるかという質問を受けて、代表団の団長で、全人代代表のシンツアーチベット自治區人民代表大會常務委員會副主任は、「チベットには大きな影響を及ぼしていない。これは中央政府のチベットへの投資と支援の度合いが非常に大きく、また、中央政府はチベットがほかの省で一連の內需拡大の措置や経済刺激政策を実施しているからだ」と述べた。
また、中央政府とダライラマ個人との接觸や交渉についての質問に答えた際、シンツアー団長は、「ダライラマに対する中央政府の政策は一貫しており、接觸と交渉のドアはいつでも開かれている。ダライラマが祖國を分裂させる活動を完全に放棄すれば、中央政府はいつでもダライラマの個人代表と接觸し、交渉する」と述べた。
そして、ダライラマの提出した「中間道路」や「大チベット區」をいかに評価するかという質問に対し、シンツアー団長は、「いわゆる『中間道路』の核心的內容の一つは『大チベット區』を建設しようとするものだ。チベットは中國領土の分割できない一部分である。『大チベット區』という言い方はそのほかの少數民族を『大チベット區』から撤去させるだけではなく、そこに駐屯する中國解放軍の撤去も要求している。これは國家の主権にかかわっている。『大チベット區』は中國の主権を無視するものだ」と述べた。
「中國國際放送局 日本語部」より2009/03/22
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