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トヨタ自動(dòng)車の豊田章男社長(zhǎng)の中國(guó)訪問(wèn)が、世界から注目を集めている。リコール問(wèn)題が起きてから、トヨタの対応遅れが取りざたされてきたが、豊田社長(zhǎng)は今回、米國(guó)を離れてすぐに中國(guó)を訪問(wèn)し、メディアや中國(guó)の消費(fèi)者に説明を行った。それはなぜだろうか。

アナリストは、今回の豊田社長(zhǎng)の中國(guó)訪問(wèn)には3つの理由があると見ている。

1つは、中國(guó)質(zhì)検総局が2月26日にトヨタの一部車種に欠陥があることを発表したこと。豊田社長(zhǎng)は、関係部門と意思疎通をはかり、中國(guó)質(zhì)検総局の発表について説明するため、中國(guó)で會(huì)見を開いた。

次に、大規(guī)模なリコール問(wèn)題で、トヨタの対応遅れや危機(jī)管理の甘さがメディアから強(qiáng)く批判されたこと。今回の豊田社長(zhǎng)の積極的な行動(dòng)は、トヨタが教訓(xùn)を生かし、早急に危機(jī)に対応し、受け身となるのを避けていることを示している。

最後に、豊田社長(zhǎng)が中國(guó)を訪問(wèn)した最も大きな理由は、トヨタが中國(guó)市場(chǎng)を重視しているためである。

トヨタの主な市場(chǎng)は北米で、次に日本、歐州となっているが、この3大市場(chǎng)は金融危機(jī)で大きな打撃を受けた。トヨタの昨年の全世界における販売臺(tái)數(shù)は前年比4％減だったが、中國(guó)市場(chǎng)においては急速な成長(zhǎng)を遂げており、昨年の販売臺(tái)數(shù)は約58萬(wàn)5000臺(tái)で前年比で17％増加した。しかし、同社の中國(guó)市場(chǎng)におけるシェアは大きくなく、2009年のカローラ販売臺(tái)數(shù)は15萬(wàn)7500臺(tái)で乗用車ブランドでは9位、カムリは15萬(wàn)6200臺(tái)で10位だった。リコール問(wèn)題の発生後、2010年1月の北米市場(chǎng)におけるシェアは14.1％、2月には12.6％まで縮小し、2005年7月以來(lái)の最低となった。中國(guó)においては、自動(dòng)車市場(chǎng)の需要が大幅な伸びを見せる中、トヨタの販売臺(tái)數(shù)は16.28％減少し、売れ筋トップ10から姿を消している。したがって、豊田社長(zhǎng)の今回の中國(guó)訪問(wèn)は、中國(guó)市場(chǎng)でのシェアを守り、早急に顧客の信頼を取り戻し、売り上げを回復(fù)させることを目的としていると考えられる。

「チャイナネット」　2010年3月2日