萬博開催で直接的な利益を最も得るのは観光業だ。大阪萬博の來場者數は1日平均30ー40萬人、最高80萬人で、最終的には計6422萬人に達した。愛知萬博は185日間の會期中に1500萬人の來場者を見込んでいたが、最終的には2200萬人に達した。
萬博がもたらす開催國の経済成長への促進効果は、さらに顕著だ。たとえば日本経済は大阪萬博を境に第2の段階にテークオフしたとされる。大阪萬博は少なくとも3兆3000億円の経済効果をもたらした。これは當時の國民総生産(GNP)のおよそ5%にあたる。GDPの伸びも同年、過去最大の21.2%に達した。
また、名古屋大學の根本二郎教授の研究によると、1997ー2005年の間に愛知萬博の準備によって7兆7000億円の経済効果がもたらされ、45萬人の雇用が創出された。愛知萬博そのものも50億円の黒字となった。
米國のサブプライム危機が発端となった世界金融危機の影響がまだ完全には消えていない現在、人々はなおさらに、今回の上海萬博によって中國経済がさらに成長し、世界経済にも自信と力がもたらされることを望んでいる。したがって上海萬博の開幕は、上海の観光経済が飛躍するための足掛かりとなっただけでなく、それよりも中國経済、さらには世界経済の成長にチャンスをもたらしたのだ。
5月1日から10月31日までの會期中に上海萬博の來場者は7000萬人に達すると予測されている。1日平均約40萬人、最高100萬人に達するだろう。上海の観光業にとってこの巨大な顧客源は、かつてないチャンスだ。