中央農村活動指導グループの責任者で、中國全國政治協商會議の陳錫文委員は、6日、北京で「中國で続いている干ばつの食糧生産への影響は限られており、國內の食品価格は安定を保つだろう」と述べた。
陳委員は「干ばつの影響を受けている農作物は主に冬小麥であるが、その作付面積が食糧作付面積で占める割合は20%にも達していない。それに、そのうちの75%は天気の好転につれ、被害が緩和されている。次の段階での課題は、被害の減少またはなくすことだ」と強調した。
さらに、「現在、世界的に食糧価格は上昇しており、2008年の記録を更新した。國際穀物取引市場では主な食糧の価格は昨年の同じ時期の倍になっている。これに対し、中國の食糧価格は去年の同じ時期に比べ、上昇率は20%にもなっていない」とした上で、「中國では、今後、多くの措置が講じられるにより、食糧価格は安定を保っていくだろう」と述べた。
「中國國際放送局 日本語部」 2011年3月8日