5月の消費者物価指數(CPI)が34カ月ぶりの高水準に達したことで、6月と下半期の物価変動予想に関心が集まっている。
中國南部の洪水被害の深刻化や最近のブタ肉価格の上昇などの要因により、交通銀行と國泰君安が6月のCPI予想値をそれぞれ7.3%、6.2%としているように、いくつかのファンドや証券會社が6月のCPIを6%を超える高水準となると予測している。また、一部の専門家の間で、下半期のCPIの失速を懸念する聲もあがっている。
しかし、発展改革委員會(発改委)筋は22日、今後の物価変動狀況に言及し、「6月のCPIは5月を上回るだろう。今後単月のCPI上昇率が比較的高い水準となる可能性もあるが、全般的には、価格抑制政策の効果がすでに現(xiàn)れ始めているため、物価上昇傾向は制御可能になるだろう」との考えを示した。
昨年下半期の物価水準の上昇が顕著だったことが、今年の物価変動に殘存効果を及ぼしており、前年同期比上昇ペース拡大の主要原因でもあると発改委筋は指摘している。
「中國網日本語版(チャイナネット)」 2011年6月23日