中國科學院は29日、各地の域內総生産(GRP)の質的ランキングを発表した。上位5位に入ったのは、北京、上海、浙江、天津、江蘇。
中國科學院交叉科學センター唐山科學発展研究院がまとめた「中國科學発展報告2011」は、GRP誕生の歴史、応用の現狀、優位性と限界、世界各國のGRPに対する評価などを系統的に紹介している。報告は數量軸(発展度)、質量軸(協力度)、時間軸(持続度)という三つの要素を総合して「GRP質的指數」をまとめ、各地のGRPの質的ランキングと國家統計局が発表した量的ランキングを分析対比している。
報告によると、一級行政區別のGRPの質的ランキングの上位10位は、北京、上海、浙江、天津、江蘇、広東、福建、山東、遼寧、海南。11位から20位は、江西、湖南、山西、広西、雲南、新疆、青海、貴州、甘粛、寧夏。中國の3直轄市は上位に、西部の一級行政區は下位にランクされている。
報告の編集長を務めた牛文元國務院參事は次のように話している。GRPを全面的に崇拝することも、全面的に切り捨てることもできない。収益を理性的に増やし、資源を節約、環境を保護し、天然コスト、生産コスト、社會コスト、制度コストを総合的に引き下げる質のよいGRPを絶えず追及することが、GRPを科學的に認識する核心だ。
報告はまた、空間構造、成長構造、産業構造、エネルギー構造、人材構造、社會構造の6側面から、中國の成長パターン転換と構造調整の目標、方向、任務、相応の戦略的措置について説明し、構造調整の6大均衡目標を提示している。
(新華網日本語=中國通信社) 2011年7月30日