世界でも最も経済の活力に溢れる地域である北東アジアに自由貿易圏が一つも形成されていないというのは、世界の地域経済における主流からかけ離れた事例だと言えるだろう。中國、日本、韓國のGDPは3カ國合わせると10萬億ドルを上回り、全世界の18%以上を占めている。だが、3國間の貿易額は、3國の貿易額を合わせた數字の約11%しかなく、3國間で大きな貿易拡大の可能性が潛在していることを示している。
東アジアで大きな影響力を持つこの3カ國にとって、日中韓自由貿易協定の交渉は最初から困難が待ち構えている。これは地域的な経済統合が世界レベルで進む中で出遅れたが故の結果である。
「中國網日本語版(チャイナネット)」2011年11月30日